福岡の弱点は天候
福岡市(以下福岡)は、人口が150万人を超え、全国的にも勢いのある魅力的な都市ですが、1つ弱点があります。それは、天候です。私は学生時代にも福岡に住んでいて、その時には気付きませんでしたが、東京に長い間住んでいて再び福岡に住んで気付きました。
福岡は、冬は曇天が多く、夏は熱帯夜が多いです。福岡の1月・2月は、3分の2以上が曇天だと思います。雪は降らないのですが、東シナ海、黄海、日本海で発生した雲の切れ端が次々に福岡市上空に入ってきて、雲が多い日が多くなっているようです。気象庁の区分だと晴れ間が出ても2割以下だと曇りと判定するそうで、昨年までは週間予報では1週間曇りマークが並び、それが3週間くらい続くことがありました。実際は、1日の中で晴れ間が少し出る、或いは晴れと言っても良い日もあるのですが、レーダーで見ると薄い雲に覆われる予想からそうしていたように思います。最近は、実際に近い予想に変わってきています。それでも曇天が多いです。一方東京は、冬は冬晴れが続きます。ほとんど雲がない晴れの天気です。大阪にも住んでいたことがありますが、関西も冬は晴れの日が多いです。冬晴れの日が多いのは、太平洋側の特徴だと思います。
また、福岡の夏は気温が高くなり、何よりも熱帯夜が多いです。福岡の夏の最高気温は、33、4度が多いと思います。東京だと31、2度が多かったです。問題は最低気温です。東京は、23度、24度が多く、熱帯夜はひと夏に数日しかありませんでした。一方福岡は、熱帯夜が普通で、熱帯夜でない日が珍しいという状態です。昨年などは熱帯夜が40日以上あったと思います。これは、南に北西方向に1000m前後の背振山脈が唐津まで伸び、その東端近くから北に向かってこれも1000m近い三郡山脈があり、福岡はこの2つの山脈に囲まれた三角地帯にあることから、南からの空気がフェーン現象で温められ、そのまま閉じ込められるせいではないでしょうか。ともかく夏の福岡の夜は地獄です。私は夜間エアコンなしでは寝れません。
と言うわけで、冬夏120日くらい心地よくない天気がある点が福岡の弱点だと思います。