サマータイムを導入してみよう

もうすぐ夏至ですから、明るくなるのが早いし、暗くなるのが遅いです。福岡だと朝5時くらいから明るくなり、夕方7時半くらいから暗くなる感じです。明るい時間帯が約14時間あります。東京だと約1時間の違いがありますから、朝4時くらいから明るくなり、夕方6時半くらいから暗くなる感じだと思います。

私は東京に約30年住んでいましたが、最後の10年くらいは朝6時に家を出て、7時には会社についていました。当然誰も来ていません。それから新聞各紙に目を通し、ネット情報を調べます。会社に早く来ることにしたのは、満員電車が嫌だったこともありますが、人より早く情報を入手したいという考えもあったからです。それから、やり残しや今日やらなければならない仕事を処理します。朝は疲れもありませんし、電話もなく話をする人もいないので、仕事がはかどります。会社が始まる9時頃には今日の事務処理的な仕事は済ましていました。こうなると1日の仕事に余裕ができます。そして午後の3時頃には手持ち無沙汰を感じるようになります。まず終業時刻の5時以降やることがなくなります。それで5時にはさっと帰宅していました。そうすると体が疲れないのです。特に暑い夏は効果的です。

東京の場合、冬でも朝六時には明るいので6時に家を出るのは全く問題ありませんでした。しかし、福岡の場合、冬の朝6時と言えば真っ暗です。朝6時に家を出るのは無理かもしれません。しかし、4月~9月なら可能です。

伊藤忠商事では、早朝出勤を奨励し、多くの人が早朝出勤しているようですが、早朝出勤に馴れると、通常出勤なんてできなくなります。伊藤忠はいずれ勤務体制をコアタイム制に移行してくるでしょうし、他に追随してくる会社がでてくると思います。これが大勢になるために障害になるのが、子供の学校や保育園などが9時~17時体制になっていることです。

やはり、国として夏場だけ時計を1時間早めるサマータイムを導入しないと、大勢にはならないでしょう。一度国としてサマータイムをやってみたらどうでしょうか。だめならやめればいいです。たぶんやってみれば元には戻せなくなります。