横綱審議会、横綱経験者で構成すべきでは?

大相撲初場所は、1月26日から横綱白鳳が休場し、横綱不在となりました。最近は、横綱が全員出場した場所は無いのではないでしょうか。ともかく休場が多いです。

そこで不思議なのが、横綱には陥落条件がないことです。大関には、2場所連続で負け越した場合には、陥落するという条件がります。しかし、横綱にはこのような条件はありません。

横綱は現役を続けるか、引退しかありません。従って、理屈上は、何回負け越そうが横綱を続けられることになります。横綱は負け越しそうになると、大体休場します。また、体調がベストでないと休場します。今場所引退した稀勢の里は、八場所連続休場したこともありました。それでも横綱なのですから不思議です。

やはり横綱は、年間6場所のうち半分の3場所務められなければ、引退か大関陥落とすべきではないでしょうか。普通は引退で、どうしても相撲を取りたい人は大関陥落もできるものとすればよいのです。

どんなに休場しても横綱を引退後させないのは、横綱に推挙した横綱審議会の権威をまもるためではないか、と思えます。横綱推挙の条件は、心技体ともに横綱にふさわしいということですが、年間半分の場所も務められないということは、このうち体が横綱のレベルにない、またはなくなったということです。従って、この場合には引退とはっきり横綱の条件に書くべきだと思います。

それに、横綱審議会のメンバーが横綱の心技体を審査する資格を有しているとは思えません。全員相撲未経験者ですし、プロスポーツ未経験者です。そういう人に横綱の心技体を審査することなど出来ないと思います。プロ野球の沢村賞の審議では、沢村賞受賞経験者を審査委員にしていますので、相撲では、横綱在任期間の長い横綱から3名ないし5名を横綱審議委員に任命すればよいと思います。自らの経験に照らし、厳しい審査をすると思います。