ゴーン会見、テレ東参加は大江キャスター御指名だった?
1月8日レバノンでのゴーン記者会見は、久々のビッグイベントでした。そしてそれへの参加を許された日本のマスコミは、テレビ東京(テレ東)、朝日新聞、小学館だけだったことが注目を浴びました。その中でも一番影響力があるテレビ中継がテレ東、それもワールドビジネスサテライト(WBS)だったことが関心を呼びました。テレ東と言えばどんな大事件があっても定例番組を変更しない局として有名です。それがWBSで中継を入れたり、その前の時間帯のBS「日経プラス10」で中継を入れたりとらしくない力の入れようでした。
出席できるマスコミはゴーン自身が指名したということですから、ゴーンがテレ東を、そしてWBSを指名したものと思われます。WBSをよく見る人ならこの理由は理解できます。日産会長時代、ゴーンは何度もWBSに出演していました。それも20~30分の出演時間が取られていたと思います。その中でゴーンは神様のように扱われ、気持ちよく喋っていました。このときの経験からゴーンはテレ東、それもWBSを指名したものと思われます。
こんな中、ゴーンの会見が行われる8日にWBSの大江キャスターが8日から1月一杯休暇に入るとの報道ありました。本人もブログで会社の働き方改革の一環で少し長い休暇を取り、リフレッシュすることになったと述べています。この報道を見て私は、「え、なんでこのタイミング?これだけ長期の休暇を取るのなら、その前の出演時に予告するでしょう?それに1月8日ではなく1月1日スタートじゃない?」と思いました。それと同時に、ゴーンと何回も話している大江キャスターにとっては、レバノンに飛び会見に出席し、質問の1つもすることが自分の価値を引き上げるまたとないチャンスではないか、もったいない、とも思いました。ゴーンが日本で一番たくさん接している報道キャスターは、元WBSキャスターの小谷真生子さんと大江キャスターです。小谷さんは今報道の仕事を離れていますので、ゴーンが今一番心を許せる日本の報道キャスタ―は大江キャスターではないでしょうか?それは本人も分かっていたはずで、会見の報道を自ら扱わず、会見当日から休暇に入ることには違和感を覚えました。
そう考える中である憶測が浮かびました。それは今回ゴーン会見への招待はゴーンからテレ東と言うよりもWBSの大江キャスター御指名であったのではないか、ということです。これに感激した大江キャスターは当然レバノンに行き、会見に出席することを希望します。これに対してテレ東上層部が許可しなかったのではないか?大江キャスターはあの通りホンワカした人柄で自分の主張を通そうとする人ではないですが、このときばかりは相当食い下がったのではないか、その結果テレ東上層部の怒りを買い、暫くあたまを冷やせとなり、1カ月の休暇となったのではないか?
ちょっと憶測が過ぎますかね。