転入・転出手続き期間を延長しないと市役所窓口からコロナ感染者が出る!
4月初めは例年、会社の人事異動や入社、大学の入学に伴い転出や転入で市役所や区役所の窓口が混乱します。今年はコロナ問題で多少は緩和しているかなと思いていましたが、そうでもないようです。私も3月30日にマイナンバーカードの電子証明の更新手続きに区役所に行ったところ、手続きを待つ人が溢れ、断念しました。転出手続き者が多いということでした。みんなマスクを着け、窓口の前の待合椅子に座っているのですが、椅子の間隔が狭いため、密集・密着状態です。かつ未だ肌寒く窓が閉められているため、密閉状態です。これではコロナ保菌者がいたら感染者続出だなと思ったものでした。これもその日断念して帰った理由の1つです。
4月に入ると転出手続き者に加え転入手続き者が加わりますから、窓口は更に混雑します。転入者の場合、その他の必要な手続きも行いますので、他の窓口も混雑します。要するに市役所や区役所の中全体が混雑するのです。まるのでコロナ前の土日のデパートのような状態となります。
現在東京都を中心にコロナ感染者が急増しています。理由は簡単で、PCR検査を受けられる基準を厳しく設定した結果、その基準に達していない感染者が町に溢れることになったからです。この政策をとれば当然行き着く現象で、それが今出ているのです。感染症対策としては、保菌者を片っ端から探し出し、隔離するというのが鉄則です。韓国やドイツがこれを行い成功しています。米国、フランスなど欧州各国もこれに倣っています。その結果医療崩壊がおきているではないか、という批判もありますが、これにより感染数は間違いなく減少し、死亡者数も減少しているはずです。例え結果的に日本で感染者数がそれ程増えず、死亡率も低かったとしても、日本の今回のやり方が世界各国から評価されることはありません。4月3日、米国在日大使館は、日本では十分なPCR検査が受けられず、コロナ感染の実体が不明だとして、在日米国人に帰国を促したということです。当然の判断だと思います。
このように日本では保菌者が町に溢れている状態であり、市役所や区役所の混在状態は、コロナ感染を拡大する危険性が高いと思われます。東京都を初め多くの自治体で外出自粛や密閉・密集・密着の回避を呼び掛けていますが、自治体の窓口がこのような状態では矛盾があります。
窓口がこれ程混雑するのは、転出・転入手続きは、転出・転入の日から2週間以内に行わなければならないと法定されているためです。ここは特別措置として手続き期間を3カ月以内に延長して、窓口の混雑防止を行うべきだと思います。