テレビのスポンサーは提供番組を厳選すべき
現在テレビの昼間のワイドショーではどの局もコロナ問題を中心に据え、評論家や芸能人などのコメンテーターが言いたい放題です。やれ30万円の現金支給は不公平だとか、時間が掛かり過ぎるとか言い、国民1人当たり一律10万円が良いと声を大にして主張しています。そもそもテレビに出ているようなコメンテーターはコロナの影響で多少収入は減ったとしても、生活には支障ありません。また貯蓄もたくさんあり、コロナの影響くらいではびくともしない人たちです。この人たちが国民1人当たり平等に10万円がよいというのは、自分たちにもよこせと言う意図と思われます。観光や旅行に携わっている人たちや飲食店経営者、非正規社員、フリーナンスなどが職を失い、収入が大幅に減少し、生活して行けない状況に陥っていることを考えると、先ずはこの人たちにまとまった現金を支給して生きて行けるようにしなければならないのは自明のことです。それにも関わらず、自分らによこせと言うばかりの主張をテレビで声高に主張するのは非常識としか思えません。ネットの書き込みなら、未だ許せます。大半の書き込みは読まれることがありませんから。このブログと」一緒です。現在学校の休校や外出自粛、テレワークなどで自宅にいる人が多く、その分テレビを見ている人も増えていますから、その主張は全国に届きます。こうなると生活の苦しさを全国に届けられない人たちは不利です。
このようなテレビ番組を提供しているスポンサー企業はコメンテーターと同じ考えなのでしょうか?そんなこと知らない、自分らは広告宣伝のためにスポンサー料を払っているだけで、番組の中身や出演者の主張は関係ないというでしょう。しかし、番組を提供するということは、その番組の主張やその効果にも責任を持つ必要があります。スポンサー企業の姿勢や考え方と相容れない番組のスポンサーからは下りるべきです。そうすることに依ってこそテレビ番組の品質が向上します。
番組スポンサー企業にはメーカーも多いと思います。メーカの場合、1円でも原価を下げることに日夜注力していますが、提供番組のコストについては無頓着のように思えます。原価計算のノウハウを生かして、提供番組のコストを精査し、スポンサーになるかどうかを考える必要があると思います。広告宣伝効果では既にネットが上回っており、テレビのスポンサー効果としては企業イメージの向上が中心となります。それならば、自社のポリシーに合う番組のみスポンサーになるよう番組を厳選すべきだと思います。このままではテレビは劣悪な内容の為、見られなくなります。