コロナに感染しているかどうかの判断はPCR検査でするもの、医者は邪魔するな!
コロナ感染拡大が止まりません。現在出されている非常事態宣言は5月6日以降も継続されるようです。コロナ感染拡大が止まらない真の理由は、感染者が街中に溢れていることであり、PCR検査で感染者を探し出し隔離していないからです。外出を自粛すれば街中での感染は減少しますが、家中での感染が増えます。街中での感染が減少したとして外出自粛を解いたら、家中で感染した人たちが街中に出て行くので、また感染者が増加します。
これまで厚生労働省と医師会はPCR検査の基準を厳しく設定し、実質的にはハーハーゼーゼーの状態でないとPCR検査を受けられない状態でした。5月以降はここまで行っていなくとも医師の判断で受けられるようにするということですが、これまでPCR検査体制を拡充してこなかったことから、今度は設備・体制面で対応できそうもありません。つまり従来通りの実体が続くということです。その結果、緊急事態宣言の1カ月延長で公表される感染者数は相当減少するでしょうが、感染源である感染者が街中に多数存在する状況は解消されず、終息には程遠い状況が続くと思われます。そして再々延長するかと言う議論が起きるはずです。でも再々延長となると国民の反発が大きく、政府は再々延長できないと思います。その結果緩やかな外出自粛という中途半端な状態となり、コロナ感染者数は高いレベルに留まると思われます。そうならないためには、次の延長期間にPCR検査体制を拡充し、受けたい人が受けられる、というより、できるだけ多くの人をPCR検査に誘導する体制が必要となります。これができれば街中の感染者が激減するので、通常の生活に戻れます。これはお隣の韓国で実施され、成功していますので、反論の余地がありません。また米国のニューヨークやロサンゼルスでもやろうとしています。医師会は検査を受けるにはあくまで医師の判断が前提と検査を受けられるかどうかの決定権を死守しようとしていますが、PCR検査なしにコロナウイルスに感染しているかどうかの判断は今の医師には不可能です。判断できるのは重症かどうかということだけです。コロナについては、先ずPCR検査をやってみようという判断しかありえません。
厚生労働省や医師会は、これまでPCR検査基準を厳しく設定し、検査を受けられる人を限定する姿勢を取ってきました。これは感染症でない病気に対する姿勢をそのまま採ったものです。その結果、PCR検査体制は一向に拡充しませんでした。そして非常事態の1カ月が過ぎようとしています。この間の感染者数の減少は僅かであり、この政策の誤りを如実に表しています。これは医師会が検査するかしないかの判断権は医師が持つという権益を守ろうとしたためでした。このために何万人(PCR検査で確定していない人も含めて)もの感染者を出したのです。従って、日本におけるコロナ感染拡大は医師会が招いたものです。