コロナで経済活動が麻痺し、生活不安が充満しています。これを晴らすためには、コロナ感染者を無くすしかありません。そのためには、国民を片っ端から検査し、感染者を隔離して行くしかありません。現在そのための最大の手段はPCR検査ですが、日本では拡充が進まず、世界でも最低水準です。理由としては、感染症対応は保健所の管轄とされてきましたが、保健所の陣容が薄弱なこと、これを補う役割が期待される病院が危険を感じ立ちすくんでいることがあります（もちろん最大の原因は安倍政権の無能さです）。PCR検査は、コロナ感染者との接触を少なくし、医療従事者の安全も守るためにこそ不可欠です。このことに気付いた医師会も最近病院に専門外来の設置を指示するなど、協力姿勢に転じてきたと思われます。だからPCR検査体制が拡充して行くのは間違いありません。PCR検査の拡充により、コロナ感染者数は一時的に増加する（というよりあまり減らない）かも知れませんが、ある時期から確実に減少に転じます。そして全国で1日数十人の感染に留まるようになると考えられます。問題はここから先です。1人でもコロナ感染者が市中にいるとそこから感染が広がります。こうして感染者がいなくなることは当面ないと考えられます。そのためワクチンと治療薬の開発が待たれるところです。この間、コロナ感染者数を最低限に抑え込むためには、徹底的な検査が必要となります。その為には検査の絨毯爆撃が必要です。

先ず、希望者全員がPCR検査を受けられる体制作りが必要です。その為には受診しなくてもPCR検査を受けられるようにする必要があります。そうなるとPCR検査に人が殺到するという声がありますが、そんなことはないと思います。PCR検査を受ける人はどこか気になる症状を抱える人だけです。全く健康な人は受けません。むしろ無症状な人にPCR検査を受けさせることが課題となります。無症状な感染者が一番やっかいなのです。この人たちをPCR検査に誘い込むためには「検査を受ければ米5kg差し上げます」のようなニンジン作戦が必要となるかも知れません。献血の誘引みたいなものです。

それから職場での健康診断にコロナの抗体検査を義務付けることが必要となります。国民健康保険の人にも義務付けますが、こちらは自営業者や年金生活者、無職の人など統制が取りずらいので、ニンジン作戦が必要かも知れません。それでも最終的には無保険者が残ります。これもニンジン作戦で検査を受けるようにする必要があります。これらを行い終わるのが今年中になると思います。これでコロナ感染者数が1日0になる日が出てくればコロナはほぼ封じ込めたと言える状態になると思われます。こうなれば東京オリンピック開催が見えてきます。