コロナ終息には秘密裡に検査・入院・退院できる制度が必要
5月25日、北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉に出されていたコロナの緊急事態宣言が解除されました。これで全国で解除されたことになります。しかし、5月14日に解除された福岡県北九州市で23日以降31日までに97人の感染者が出ています。13日までの76人を抜いています。東京都でも26日以降連日10人以上の感染者が出て、29日には22人と5月14日以来の数字となっています。これについて北九州市長は第二波が来ていると言う認識を示していますが、国の専門家チームは否定しています。
感染者数はここからは暫く各地で増加するのではないかと思われます。というのは、現在PCR検査に余裕が出てきて、かなり軽い症状でもPCR検査を受けられるようになってきており、その結果以前は引っ掛からなかった感染者が引っ掛かるようになっており、これが感染者数の増加になっている面もあると思われます。従ってこれはいい意味での増加と言えます。今後気軽にPCR検査が受けられるようになれば、現在無症状の人からも感染者が発見され、コロナは終息に向かうことになります。
では今後PCR検査を受ける人が増えるかと言うと、そうは言えないようです。先週熊本の地方に住む友人に電話して、こう考えるようになりました。その地方はこれまで感染者0です。そこで私が友人に「そちらは感染者0で良いね」と言うと、その友人は「0かどうか本当の所は分からない。これまで他所からの人の流入が少なく感染源がなかったけれど、最近は土日になると熊本市内から釣りや磯遊びなどに人が押し掛けている。買い物などに店にも入るので、接触機会はある。田舎だと感染したと分かると白い目で見られるので、感染した事実は徹底的に伏せられる。また検査も受けない。」と言うのです。こう聞くと熊本で感染者が出ているのは熊本市内と阿蘇市だけと言うのも頷けます。
コロナ感染者拡大に伴い、医療従事者本人や家族までコロナ感染を疑われ、嫌がらせや虐めが横行しているという報道です。また県外ナンバーの車にも嫌がらせがあると言います。こうなると感染が判明した場合のことを考えると、気になる症状があってもPCR検査を受けようという気にはなりません。そのためPCR検査を受けた方が良くても受けない人が多数いると思われます。今後はこういう人にPCR検査を受けて貰い、この中から感染者を探し出し、隔離する必要がります。
その為には、秘密裡にPCR検査を受け、感染が判明したら秘密裡に入院または隔離し、完治したら秘密裡に退院できる制度が必要になると思われます。近所の病院だと顔見知りが多く、何かあると噂が広がる恐れがあるので、保健所に電話しPCR検査を受け、もし感染が判明したら、少し離れた病院や隔離施設に入居するなどの対応が必要となります。
国や自治体で是非検討して頂きたいと思います。