エアコン、この2つの故障は自分で直せる
夏には必須のエアコンですが、故障するのも夏です。私の場合、この3年の間に2回夏場に故障しました。
現在のエアコンは故障しないように出来ていて、故障と思っても案外簡単に直せることが多いようです。私が経験した簡単に直せる故障の2つの例を紹介します。必ず1度は出くわすと思われます。
1例目は、エアコン本体から突然水が漏れ出したケースです。水が落ちる場所の近くにコンセントがあり、気付くのが遅れれば感電事故にも繋がりかねませんでした。水が落ちる場所に瓶を置き対処しましたが、瓶に水が落ちる音が五月蝿くて仕方ありませんでした。これについては翌日販売店を通じて修理を依頼しましたが、来たのは5日後でした。販売店の話では、延長修理の保険に入っているから無償修理になるということでしたが、修理業者が故障の原因を調べたら、排水ホースに虫が入り込みホースを塞いでいたため水がホースを流れず、室内に漏れて来たということで、エアコン本体の故障でないため、無償修理の対象にならないと言われ、1万円請求されました。ホースの虫詰まりは、キッチンの排水口の詰まりを取り除く道具で解消できるもので、全くバカバカしいと言ったらありませんでした。そしてどうもこの事例は多いようなのです。最近では販売店のエアコン売り場に室内水漏れの場合には、排水ホースが詰まっていることが多いので、確認して下さいと書いてあります。ならば、修理を依頼した際にその旨言ってくれれば、自分で直せ、1万円も払うことなかったのにと残念でたまりませんでした。
2例目は最近の故障ですが、エアコンを点けていて夜寝る前にエアコンを消そうとリモコンの停止ボタンを押したところ、普通ならピッと音がして停止するのに、何の音もせず、停止しないのです。「あれ、おかしいな」と思い、いろいろなボタンを押してみますが、何の反応もありません。これはリモコンが故障したか、エアコン本体の受信機が故障したと思いました。先ずリモコンの乾電池を変えてみましたが、何の反応もありません。これはリモコンが故障したと判断しました。そこでその日はエアコン本体のコンセントを抜いて運転を停止しました。
翌朝、再びコンセントを差し込んだのですが、エアコンは動きません。そこでエアコンを買った販売店に電話し、リモコンがあるか確認したところ、このエアコンメーカー製ではないが他メーカー製の使えるリモコンがあるということだったので、さっそく買いに行きました。そして電池を入れリモコンを操作したところ、何とかエアコンが動き出しました。その日は良かったのですが翌日の朝そのリモコンの運転スイッチを押しても、ウンともスンとも言わなくなったのです。どうも本体の受信部に問題があるようです。手動でも動かせるはずとネットで調べたところ、エアコン本体のカバーを外した右端部分に手動用スイッチがあることが分かりました。スイッチを3秒以上押し続けると運転を開始すると書いてありましたので、その通りにしたところ運転を開始しました。運転を停止させる場合は、コンセントを抜くしかないようでした。その日はこれで対応し、販売店を通じて修理を依頼しました。修理は5日後ということになりました。ひとまずリモコンが使えなくとも手動で運転させられるので、何とかなります。その日の晩、何気なくリモコンに触れたらピッという大きな音がしてエアコンが停止しました。「あれ、これってリモコンが壊れていないときの音だ」と思い、運転ボタンを押すとピッと音がして運転を開始します。何とリモコンが効くようになっているではないですか!それで以前使っていたリモコンでやって見ると、なんと元通りピッ、ピッと音が鳴り、エアコンが操作できるのです。
問題は何故元に戻ったかということですが、どうも手動スイッチ部分がリモコン赤外線の受光部分になっていて、ここにゴミなどがついて受光出来なくなっていたのが、スイッチを3秒以上押すのを繰り返した結果、ごみなどが取れ、受光できるようになったものと考えられます。こうしてこの問題は解決したため、修理はキャンセルしました。これも皆さんいずれ出会う故障と思われますので、覚えていて損はないと思います。