あれ?「豊臣秀頼の本当の父親は豊臣秀勝!?」にアクセス集中!

8月24日夜11時20分頃過、寝る前にブログの閲覧状況をチェックしたら、閲覧投稿数が600を超えています。普通の日はせいぜい60もあればよい方なので、これは異常事態です!

ワードプレスの統計で閲覧された投稿を見ると、殆どが「豊臣秀頼の本当の父親は豊臣秀勝!?」になっています。これは普段は平均2,3回の閲覧数なのですが、600を超えています。即ち、閲覧数の増加の殆どが「豊臣秀頼の本当の父親は豊臣秀勝!?」なのです。これは2018年4月23日に投稿したものであり、目新しさはありません。豊臣秀吉ファンや戦国時代ファンが相当いるようで、投稿以来1日当たりの閲覧数は多くないけれどコンスタントに平均2,3回の閲覧がある根強い人気投稿ではありました。しかし今日は僅か20分の間に閲覧数が600以上増加しており、これは異常です。何があったというのでしょうか?

今年の5月にテレビ朝日で「戦国武将総選挙」という番組があり、その際にこのブログの投稿「熊本城昭君之間のミステリー」へのアクセスが急増したことがありました。その経験から夜の11時に終わるテレビ番組に豊臣秀頼の本当の父親に関する内容があったのでは、と予想しました。そこでネットで調べて見ると、同日夜10時から11時までフジテレビの「そこんトコロ」という番組で「日本史上“最強のシングルマザー”豊臣秀吉の側室・淀殿!」という内容が放送されたことが分かりました。詳しい内容は書かれておらず、その晩はこれがどうしてこの投稿のアクセス集中に繋がったのか分かりませんでした。翌日ネットで調べて見ると、このテーマは奈良大学の千田教授が監修しており、番組の中で千田教授が秀頼の父親は秀吉ではないという説があることを紹介したようです。秀吉は53歳で淀殿が最初の男の子鶴松(2歳で夭逝)を生むまで子が出来なかったことから、子種がないと考えられていましたので、鶴松も秀頼も父親は秀吉ではなく他にいるという説は根強くありました。医学的にはこちらの説に分があるようです。しかし証明する資料がないため、歴史研究者が取り上げることはなく、殆どの物語では秀頼は秀吉の子という前提となっています。これに異論があることが取り上げられたため、あまり歴史に詳しくない視聴者が関心を持ち、この番組の終了後、ヤフーやグーグルで「秀頼 実父」「秀頼 父親」などで検索したようです。これで検索してみ見ると、ヤフーでは「豊臣秀頼の本当の父親は豊臣秀勝!?」という投稿が1ページの3番目に出て来るところから、アクセスが集中したようです。テレビの威力の凄さをまざまざと見せつけられました。

本件をネットで調べていたら、この番組終了後、番組監修者の千田教授が怒りのツイートを出していました。千田教授は秀頼が秀吉の実子でない説について、「ご紹介にあたってスタジオで、九州大学名誉教授の服部英雄先生のご研究によると明確に説明した部分をOAでは全カットしています。これでは服部先生のご研究を剽窃したようになっていて、やはりきわめて不適切な学術情報の取り扱いといわざるを得ません」「現場ロケ、スタジオ収録にどれだけ誠実に取り組んでも、その後の編集でこれほど変えてしまえば、どうしようもありません」「今回のOA内容に関係した者として、心からお詫び申し上げます。本当に残念です」と書いています。歴史検証番組に不慣れなフジテレビらしい顛末です。

尚、このアクセスの集中の結果、24日は900近い閲覧があり、そのうち「豊臣秀頼の本当の父親は豊臣秀勝!?」の閲覧が850くらいとなりました。翌日以降の閲覧者は450、250、100とほぼ毎日半減し、1週間で元と水準に戻りました。それでもアクセス集中はうれしいもので、またいつの日かこのような事態があることを楽しみに投稿を続けたいと思います。