ホークス5連覇?来年のパ・リーグ優勝だって危ない!

今年のプロ野球日本シリーズは福岡ソフトバンクホークスが4連勝で読売ジャイアンツを破りました。シリーズ前からジャイアンツは菅野投手で負ければ4連敗もあると言われており、その通りになりました。敗因は良く言われている通り、パ・リーグとセ・リーグのレベリルの違いということになると思われます。ソフトバンクは確かにパ・リーグで2位ロッテに14ゲーム差を付けて優勝しましたが、8月まではロッテと僅差で首位争いをしており、最終的対戦成績は負け越しです。これだけの差になったのはロッテにコロナ感染者が出て戦力がダウンしたためでした。シーズン開幕当初は楽天が強く、このまま楽天が走るのではないかと思われました。ロッテは打撃はそんなに大したことはないのですが、投手力が素晴らしく、守り勝つ野球が多かったと思います。ロッテは井口監督や鳥越コーチなどホークスを良く知るスタッフが多いせいかホークスに似たチームでした。ロッテがホークスに似ているということは、ホークスも打撃は大したことないということです。日本シリーズでは第二試合で13点取ったとから打撃が素晴らしいように言われましたが、そんなことはありません。その他の試合はジャイアンツの大したことないピッチャーに5点、4点、4点しか取れていません。シーズン中はこれよりも酷く、打てるバッターは柳田選手くらしいしか見受けられませんでした。デスパイネやグラシアルは故障が多く、出場する試合が限られます。そのため好調の試合はわずかしかありませんでした。今期は周東選手と栗原選手が活躍したと言われますが、周東選手は最終的打率は270ですが、最初は打てなくてスタメンではありませんでした。栗原選手は最初こそ好成績でしたが、夏場以降成績が急降下し、最終的には243でした。松田選手に至っては打率228とレギュラーで出場するのが不思議なくらいでした。甲斐選手は打率211と打撃では今一歩です。このようにホークスの打撃は本当に大したことなく、打率は楽天の258の次249でしたが、打線に怖さはありませんでした。ひとえにピッチャーの駒数の多さと工藤監督のピッチャー繰りで勝ったようなものです。このことは防御率が2.92と2位のロッテの3.81を大きく引き離していることから分かります。

来シーズンを考えると、先発の柱になれるのは千賀投手と石川投手の2人だけです。今年活躍した東浜投手は球数が多くリズムが悪いため、柱にはなれないと思います。ムーア投手はMLB復帰と思われます。あとは若手投手ですが、球が速い投手が多いのですが、パ・リーグの打者は早い球に慣れているため、案外撃ちます。従って、直球の他に千賀投手のフォークや石川投手のカーブのような勝負できる変化球を持っていないと先発組には入ってこれないと思われます。それでも投手の駒は多く、パ・リーグ随一のピッチングスタッフとなるのは間違いありません。一方打撃は来年も期待できないと思います。柳田選手はそこそこ打つと思いますが、その他の選手は今年並みか今年以下の成績の留まると思われます。バッターについては有望株は見当たりません。周東選手や栗原選手は今年並みの成績しか期待できないと思いますし、他のバッターは今年以下の成績に留まるのではないかと思われます。特にデスパイネ選手やバレンタイン選手、グラシアル選手の衰えが目立ち、ホームランが大幅に減ると思われます。その結果、打撃はパ・リーグ3,4番手になるのではないでしょうか。そうなると優勝はロッテまたは楽天で、ホークスは2,3位でもおかしくないと思います。ホークスは来年パ・リーグ優勝だって危ないです。