former prime liar安倍晋三氏の嘘はまだまだ暴かれる
政府主催の桜を見る会に大挙招待された安倍後援会の会員を集めて前日夜に開催された前夜祭の会費を安倍事務所が補填していたにも関わらず政治資金収支報告書に記載せず、安倍首相は国会で「事務所は一切支出していない」と言い張っていた問題で、12月24日安倍前首相の公設第一秘書が略式起訴されました。そしてその夜安倍前首相は記者会見を開き、「自分は秘書から事務所は一切支出していないと報告を受けており、知らなかった。しかし結果的に国会で虚偽の答弁をしたことについては道義的責任を感じる」との趣旨の釈明をしました。翌25日安倍首相は国会の議員運営委員会で釈明を行いました。結果は最初から分かっていた通りです。
24日に公設秘書が起訴され、その夜安倍前首相が記者会見を開いたことには驚きはありませんが、翌日国会で安倍前首相の釈明の機会が設けられたことには驚きです。この時期国会議員も忙しいし、いきなり明日委員会を開きますから集まってくださいと言っても難しいと思います。通常委員会の開催予定は2週間前位に通知し、急ぎの場合でも3日くらい前が許容範囲でしょう。それが翌日開催でまとまったということは、事前に起訴の日が確定し、その後の日程が与野党間で合意されていたとしか考えられません。野党特に立憲民主党は、議院運営員会ではなく予算委員会での証人喚問を主張していたのに、起訴の翌日、しかも議員運営員会での説明に応じたのは腑に落ちません。あくまで予算委員会での証人喚問を主張し、越年を主張すべきだったと思います。まるで自民党の年内幕引きに協力しているようでした。結局立憲民主党としては、国会議員として同じような問題が生じた場合に備え穏便に処理したものと考えられます。これを見ると自民党と立憲民主党は同じ穴のムジナであることが分かります。
今回安倍前首相の嘘の答弁が1つ確定したことにより、今後安倍氏が首相在任中に行った発言の嘘が次々と暴かれることになると考えられます。例えば、加計学園獣医学部の新設問題では、親友である加計理事長とこの問題について話したことは1回もないと答弁していました。加計理事長にとって重要な問題である獣医学部新設について有力な国会議員である友人の安倍議員と1回も話さないということはあり得ません。何らかの相談をしているはずです。今後相談の場にいた人の証言が飛び出すことが予想されます。
また森友学園問題の際に、安倍首相が「私も妻も全く関与していない」と国会で答弁したしたことから、財務省の佐川理財局長(当時)が近畿財務局に議事録などの改ざんを指示することとなりましたが、佐川局長は国会の答弁で「議事録などは破棄した」と答弁しました。その場には安倍首相もおり、「もっとやれ」的な発言をし、佐川局長の嘘答弁を煽りました。公務員にとって会議や打ち合わせの議事録を作成し交渉の経緯を記録に留めておくのは仕事の基本であり、問題になったとき自分を守ってくれます。これを破棄するなどあり得ないことは誰だって分かります。そして安倍首相も議事録などが存在することを知っていたと考えられます。安倍首相に議事録が存在することを報告した人がいるはずであり、今後この人の証言が飛び出すことが考えられます。
これらのことは、安倍政権で幹部を務め引き続き菅政権の幹部を務めるメンバーは知っているはずで、安倍前首相が菅政権にとり都合の悪いことをやれば今回の補填問題のように新聞や雑誌にリークするでしょう。また今回の補填問題の記者会見で安倍前首相は、補填したお金は自分が事務所に預けていたお金を充てたと述べていますが、これも考えられません。もし安倍氏個人のお金を充てたとすれば、寄付金課税などが問題になり、国税庁が調査すれば容易に判明するはずです。国税庁は安倍首相の盟友で嘘友達の麻生財務大臣の所管ですから、事実が判明しても麻生大臣が握り潰すと考えられます。しかし処理した関係者から漏れることは十分あります。従って安倍首相にとってはいつ嘘がバレるか心が休まることがない日が続きそうです。こう見てくると安倍氏はprime minister ではなくprime liarだったことが分かります。ちなみにliarとは常習的な嘘つきのことだそうです。