世の中変えるには自民党と現職議員に投票しないこと

自民党に腐臭が立ち込めています。安倍首相が平気で嘘を言い、自民党議員や官僚の犯罪を検察に圧力をかけもみ消してきた影響が顕在化してきたようです。安倍政権7年8カ月で自民党がすっかり腐敗していたということです。安倍首相が嘘を言ってもやんやの喝采を浴びせて、自民党議員や官僚の不起訴も当然と豪語していたのですから、当たり前の帰結です。

コロナ緊急事態宣言が発出され政府が午後8時以降の飲食は慎むよう国民に要請している中、自民党議員3人と公明党議員1人が連れ添って銀座の高級クラブを梯子していた事実が明らかになりました。それも最初に明らかになった議員が3名の連れがいたことを隠していたことが後日明らかになり、自民党が「日本嘘つき党」になっていることを証明しました。昨年は吉川貴盛元農相が収賄の容疑で起訴され、西川元農相も業者から現金を受け取っていたことが明らかとなっており、自民党はモラルも崩壊の状態です。これらは氷山の一角であり、実態は同じようなことをしている議員がわんさかいると思われます。

これらの影響が選挙の結果に出始めました。1月31日に行われた東京都の千代田区長選挙では都民ファーストが推薦する候補が自民党候補を破って当選しましたし、同日行われた北九州市議会議員選挙では自民党は6議席減らしています。一方千代田区長選挙では立候補が遅かった日本維新の会(維新)の候補は3位ながら5,600票獲得し、自民党候補(7.700票)の落選に繋がったことが伺えます。また北九州市議会議員選挙でも維新は3議席獲得し、自民党支持者の票が流れたことが伺えます。このように自民党から維新への乗り換えが進んでいることが伺えます。

もう1つの流れは、若者への期待が高まっていることです。千代田区長に当選したのは38歳の候補ですし、北九州市議会議員選挙でも7選挙区のうち2つの選挙区で無所属の30代候補がトップ当選しています。また同日行われた熊本の大津町町長選挙では38歳の候補が63歳の候補を破って当選しています。大津町は典型的な地方の自治体であり、年功序列でなりたっている社会です。そこの住民が38歳の若手を町長に選んだということは、地方でも町の未来を若者に託そうという動きになって来ているように思われます。

日本のコロナ対策は明らかに無策であり、東アジアで見れば、中国・韓国・台湾がほぼコロナを抑え込んでいるのに、まだコロナ戦争真っ最中です。PCR検査を症状がある人に限定し、無症状者を野放しにしているのですから、感染が収まらないのは当然なのです。こんな当たり前のことができない日本は3流国家の実体です。これは厚生労働省の医系官僚が感染症対策の破綻を認めたくないため、感染者が膨らむ無症状者へのPCR検査をかたくなに拒んでいるからです。これをやらせるのが政府の役割なのですが、それができないのです。

この状態から抜け出すには、自民党ではダメなことは明確です。では立憲民主党ならいいかと言うとそれも言えません。立憲民主党になっても二階幹事長が小沢幹事長になるだけで、政治スタイルは同じです。でも自民党よりはましだと思われます。従って今後の選挙においては、自民党には投票しない、そして現職議員には投票しない、若い候補に投票する姿勢が必要だと思います。一番望まれるのは、20~30歳代の議員からなる「若者の党」が政権を取ることです。