コロナで分かったとりあえず投薬、気休め通院の弊害
コロナ騒動で病院には感染リスクがあるということで通院を控える人が増えているようです。個人病院では来院患者が2,3割減っているとこもあるようです。病院の経営としては大変のようですが、患者が困っているという話は聞きません。逆に体調が良くなった患者も多いようです。これについてあるニュース記事では、医療ミスや過剰医療などによって体調不良や病気が引き起こされる「医原病」が減った可能性があると書いています。
厚生労働省が公表する死因別死者数によると、肺炎、インフルエンザに加え、急性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患などを含む呼吸器系疾患において、前年同月期よりも死者数は大幅に減少しているとのことですので、病気治療が実は命を縮めていた可能性が高いと思われます。例えばガンの治療においても手術や抗ガン剤の副作用で体力が低下し、早くなくなるケースはよく見かけます。これと同じことが投薬においてもあると考えた方がよさそうです。
私も会社を退職後個人病院に行くケースが増えましたが、余りのレベルの低さにびっくりしました。会社の場合、大学病院や大病院と契約し、会社の診療所にはそこから医師が派遣されていますから、中堅クラスのしっかりした医師が多かったと思います。そして分からない症状があると、直ぐに派遣元の大学病院や大病院で検査を受けるよう手配しました。ところが会社を退職後かかるようなった個人病院では医師は年配(老人)が多いし、碌に検査もせず薬を出します。どういう原因で症状がでていると説明もせず薬を出すのです。そして「これで様子を見ましょう。良くならなかったら薬を変えましょう。」です。薬は処方された患者の2,3割にしか効いていないと言われており、それはこういった個人病院が良く検査もせずに薬を出していることも原因だと思われます。それは医院の経営上これくらい薬を出さないとやって行けないということが背景にあると思われます。だから過剰投薬は絶対になくならないと思われます。薬は体内にない化学物質からできており、飲めば必ず体の臓器や細胞に害があります。従って、必要なときに必要な薬だけを飲むようにしなければなりません。ところが今の個人病院ではこれは無理です。先ず検査装置がありませんから、当てずっぽで薬を出して様子を見るということが行われています。これが患者の体調を悪くする大きな原因になっています。
さらにコロナで患者が減った個人病院では、来院した少数の患者に過剰に薬を出すところもあります。私のケースで言うと、足にかぶれができ1週間しても治らないため、ウイルスや細菌感染を疑い受診したところ、かぶれという診断でしたが、大きなチューブの塗り薬に加え内服薬を出されました。私は当時降圧剤と心臓保護薬を服用しており、その旨問診書に記載していましたので、外用薬で十分なかぶれで内服薬も出されたのにはびっくりしました。3剤が体の中で混じると何が起きるか分からないため、普通なら内服薬は出さないと思います。私は細菌やウイルス性でないなら何もしなくても治ると感じていたので、内服薬は当然服用せず、外用薬も使用しませんでした。それで2週間程度で完治しました。その際、個人病院は怖いとつくづく感じました。それ以外にも3軒の個人病院にかかりましたが、このうち2軒はとても続けて行ける病院ではありませんでした。
今回のコロナでは医師の問題解決能力の低さが露わになっています。コロナについては治療法が確立していないのですから、治療については文句は言いません。しかしPCR検査を症状がある患者に限定し、無症状者を排除している医師会の姿勢は、検査に関する医師の利権を守るためとしか思えず、医師の低いモラルが現れたものと感じます。このモラルからすれば、通院しなくなったら体調が良くなった患者が多数出てきて当然だと思います。コロナは医師の本当の実力をあぶり出しています。