ヤフーニュースは情報操作に使われている

私は新聞をとっていないので情報源はネットです。ニュースは、先ずヤフーニュースのヘッドラインを見て、次に全国紙の電子版(無料記事のみ)に目を通します。多くは見出しを読んで終わりとなります。内容まで読むのは大谷選手関連の記事くらいです。大谷選手ものは読み手が多いようで、数も多く上位に掲載されています。これを読むのが最近の楽しみです。

このように私にとってヤフーニュースはニュースの窓になっていますが、最近気付いたことがあります。それは、ヤフーニュースは情報操作に使われているということです。それを感じているのは次の2点です。

1つは、最近総務省から携帯電話の料金引き下げ策が矢継ぎ早に出されていますが、これが出されるたびにこれに反対する記事が掲載されることです。例えば昨年武田総務大臣が携帯電話料金の値下げを主張し、12月にはついにドコモがネット専用の値下げプランを発表し、その後他社が追随しました。その際には、携帯電話の料金値下げは5Gの設備投資を遅らせる旨のフリーライターの記事がいくつかヤフーニュースに掲載されました。また7月18日には、今年10月1日から携帯端末のSIMロックが全面的に禁止されることに対してデメリットが大きいと主張する記事がヤフーニュースに掲載されています。記事ではデメリットとして、大手通信会社は自社販売端末で使える周波数を自社専用の周波数に限定(周波数潰し)しており、SIMロックを解除しても他社では使えない、SIMロックと周波数潰しで自社専用端末になっているから在庫一掃などで安く端末が買える、SIMロック解除により端末の価格が上昇し買い替えが進まないと5Gの普及が遅れる、国内の端末メーカーが悪影響を受ける、などです。いずれもメリット比べるに取るに足らない、あるいは合理性のない主張です。7月26日にはキャリアメールを持ち運びできるようにすることに対して疑問を呈する記事が掲載されています

ドコモ、au、ソフトバンクの携帯3社は、寡占状態を利用して同じような料金体系を採用し、2年縛り、高額な違約金、ネット解約を認めないなどで乗り換えできないようして、3社で営業利益約3兆円(営業利益率約20%)という公益事業にあるまじき家計収奪システムを作り上げています。同じく公益事業である電力9社の営業利益は約1兆円(営業利益率約5%)であることと比べれば、度を超していることが分かります。これは優越的地位の乱用、不公正な取引方法として公正取引委員会が摘発しないといけないケースでした。これを公正取引委員会が摘発しなかったのは、電気通信政策は総務省の管轄だったためと思われます。しかしその結果家計は数十兆円も収奪されました。ドコモやauの自己資本は4,5兆円に積み上がっています(ソフトバンクは1兆円程度。ソフトバンクGが海外投資に使った)。また利益以外に投資原資である原価償却費が各社毎年5,000億円程度ありますから、5Gの設備投資が遅れるということはありません。遅れるとすれば各社が5,000億円を超える赤字になったときです。auは今期も史上最高益を更新する予想です。これが分かっていれば総務省が乗り換えを促進することに反対などできるはずがないのです。この記事は携帯3社の利益の為にする反対論であり、ヤフーの親会社がソフトバンクであることからヤフーニュースに掲載しているものと思われます。これはヤフーの親会社ソフトバンクのプロパガンダ記事であり、ヤフーニュースで情報操作が行われていることが分かります。

2つ目は、最近から韓国の記事が必ず複数掲載されるようになったことです。例えばWow!Korea、朝鮮日報、ハンギョレ新聞などの記事が良く掲載されています。私もこれらの記事から韓国の知識が増えましたから、悪いことではありません。良く解釈すれば日本人に韓国のことを良く知っても貰い、日韓関係改善に繋げようという趣旨に取れますし、悪く解釈すれば韓国のプロパガンダとも取れます。このようになったのは、ヤフーがLINEと統合し、持ち株会社Zホールディングの傘下に入ってからだと思われます。Zホールディングはソフトバンクと韓国IT企業大手ネイバーが折半出資しているAホールディングが60%以上の株式を保有していますから、ネイバーの影響が大きくなっています。従ってヤフーニュースに韓国の記事が増えたのはこの影響だと思われます。ヤフーとLINEは対等合併になっていますが、合併直前期の営業利益を見るとヤフーが1,000億円以上の黒字に対してLINEは赤字であり、経営内容を考えれば対等合併などありえません。これが対等合併なったのは、ヤフーのオーナーが孫社長で韓国にシンパシーがあることが影響していると思われます。孫社長は韓国に巨額の投資をしており、強い祖国愛が感じられます。そのためヤフーの安定的な利益を韓国に流すために対等合併の形式にしたとも考えられます。LINEは韓国に日本人の個人情報を流す(恐れのある)パインプラインであり、ヤフーは韓国にヤフーの利益を流すためのパイプラインです。

資本の実態および韓国情報が増えていることを考えると、ヤフーはLINEと同じく韓国系企業と考えた方がよさそうです。