安倍首相から不良お坊ちゃまが増殖
安倍首相(元)は自民党のプリンス安倍晋太郎元衆議院議員の息子で幼稚園から大学まで成城学園という超お坊ちゃまでした。首相経験者の子息は慶応中高や麻布・武蔵などの中高から慶大、早大、東大への進学者が多いように思いますが、安倍首相は成城学園一筋でした。安倍首相が小学生の頃、自民党の平沢勝栄衆議院議員が東大生として安倍氏の家庭教師をしていた話は有名です。しかし平沢議員から安倍氏の学力についての話は聞こえてきません。1つ言われていることは、平沢氏が定規で頭を叩いたことがあり、それが原因で平沢議員は大臣にして貰えなったということです。平沢議員は当選回数やテレビでの知名度から言っても大臣適格状態にありましたが、安倍首相時代にはついに大臣にはなれませんでした。この本当の理由は、安倍首相の出来が悪いのを平沢議員が良く知っており、そんな人と閣議で顔を合わせるのを安倍首相が嫌ったからではないかという推測もあります。私はこちらに一票です。
さて安倍首相は7年8カ月と言う首相在任期間の新記録を作りましたが、お友達と言われる議員を大臣にする、自分に尽くした官僚を露骨に出世させる、安倍首相との友人関係が許認可や取引に利用される、自分に尽くした議員や官僚の犯罪で検察と交渉し起訴に手心を加えさせるなどの疑いが指摘され、国民の政治への信頼を大きく損ないました。これまでの首相=高潔というイメージをすっかりひっくり返しました。安倍首相の誕生で、お坊ちゃまの社会的地位が上がったように感じられます。その結果社会でもお坊ちゃま族が跋扈し始めました。「おれはお坊ちゃま育ちだ。お前ら貧乏人とは違うんだ。」という態度をとるお坊ちゃまが増えたように思われます。
その結果がお坊ちゃまの不祥事の続発に繋がっています。オリンピック開会式の楽曲を担当し、いじめ問題が発覚して辞任した小山田圭吾氏もお坊ちゃまですし、給付金詐欺を行った経済産業省の若手官僚2名も慶応高校・大学で同級生のお坊ちゃまです。TBSのドンファンと言われている男性アナウンサーも慶応卒ですからお坊ちゃまだと思われます。
お坊ちゃまは性格もよく愛される存在ですが、これがリーダーの立場(優越的立場)に立つと、周りに自分が育った環境を作ろうとします。安倍首相が大臣に2世議員のお友達を配し、気の合う官僚を回りに集めたのもこのためです。そうなるとお坊ちゃまの暴走が始まります。そしてそれを煽る人はいても諫める人はいません。だからどんどんエスカレートします。安倍首相時代がそうでしたし、今問題になっている上記の人たちがそうです。
現在お坊ちゃまは数的には少数派ですが、その経済力や仲間の結び付きの強さから、社会的影響力は強まっています。お坊ちゃまの親は名士や会社の社長、大企業の幹部が多いことから、お坊ちゃまも有名企業に就職します。こうして有名企業でお坊ちゃまネットワークが出来上がります。このネットワークは強力で、日本の経済界を支配していると言っても良いかも知れません。一方では世間知らずの非常識な行動が今後世間を賑わせそうです。