安倍元首相には東京選挙区にお帰り頂くときが来た

10月31日に衆議院総選挙があり、自民党が261議席の多数を獲得しましたので、次の衆議の選挙は4年後となりそうです。4年後の衆議院総選挙で注目されるのは、山口県の選挙区です。区割りの見直しにより4選挙区が3選挙区に減ることとなり、林外相の山口3区と安倍元首相の山口4区が合区(新3区)になると言われています。そうなると安倍元首相か林外相のどちらかが選挙区の議席を失うこととなります。10月の衆議院総選挙の結果を見ると、3区の林外相96,983票、4区の安倍元首相80,448票(前回より約2万4千票減)と林外相の得票数が約1万7千票多いですし、山口4区は林外相の出身地でもあり、林一族の企業(サンデン交通、山口合同ガス)もあることから、安倍元首相と林外相が争えば林外相が勝つことは目に見えています。そのため林外相が合区の候補になるのが妥当と言うことになります。首相在籍7年8カ月の間わがままの限りを尽くした安倍元首相のことですから、自分が合区の候補者になるべくあらん限りの手段を尽くすものと考えられます。

しかしここはどう考えても林外相が合区の候補者にふさわしいと考えられます。先ず林外相は山口県出身と言えますが、安倍元首相は山口県出身とは言えません。林外相は生まれは東京ですが下関市内の小学校に転向し、中学、高校(下関西)も下関です。それに対して安倍元首相は生まれも育ちも東京であり、小学校から大学まで成蹊学園です。これから林外相は山口県人と言えますが、安倍元首相は山口県人とは言えません。

次に学力です。林外相は下関西高校から東大法学部に進学しており、山口でもトップクラスの学力を持っていたと考えられます。それに対して安倍元首相は成蹊一筋であり、学力は高くなかったと考えられます。政治家の息子は将来政治家になるため大学は慶応か早稲田に行くことが多いですが、安倍首相は入学できる学力が無かったと思われます。それは安倍元首相が小学4,5年生時に家庭教師をした平沢勝栄代議士が安倍氏の学力ついて極力触れないことからも分かります(安倍元首相は自分の学力を知る平沢氏を大臣に起用しなかった)。

そして林外相は将来首相になる可能性が高いことです。岸田首相誕生により安倍、菅と続いた低学力政権が終了し、やっとまともな学力の政権となりました(安倍首相、菅官房長官、二階幹事長は平均偏差値50以下。それに対して岸田首相、松野官房長官、茂木幹事長は平均偏差値65程度)。これを一番喜んでいるのは、やっとまともな政策論ができ、政策立案能力で評価して貰えるようなった官僚であり、これからは官僚から良質な政策が出て来ると思われます。これにより安倍政権の7年8カ月が如何に空っぽだったかが浮き彫りになり、もう2度と低学力政権になることは無いと思われます(希望します)。従ってこれから安倍元首相は低い方に評価の見直しが進み、再び権勢を持つことはないと考えられます。

安倍首相をもって長州8人目の首相と言う報道もありましたが、これも間違いです。安倍首相は山口出身ではなく、長州出身の首相とは言えません。言うとすれば東京出身の首相です。長州出身と言うなら高校の途中まで宇部にいた菅直人首相の方がまだ妥当です。林外相が首相になれば間違いなく長州出身と首相となり、長州8人目の首相と言えます。

こういうことで次の衆議院総選挙の際には、安倍元首相は東京選挙区にお帰り頂くのがよいと思われます。