テレビ受像機がネット受像機に置き換わる

ドン.キホーテが12月10日からテレビチューナーが付いていないネット動画などネットコンテンツ専用のテレビ(24型21,780円、42型32,780円)を発売するという報道です。民放やNHKなどの地上波、BS放送などのテレビ番組は見れないので、テレビとは言わないと言う声も出そうですが、現在両方見れるようになっているテレビからテレビチューナーを無くしたものなので、テレビという呼び方をしているようです。あえてテレビチューナーを搭載せず、アンドロイドOSを搭載しインターネットでの動画視聴に特化した液晶テレビだそうです。インターネットでの動画視聴以外にも、家庭用ゲーム機を接続して大きな画面でゲームを楽しんだり、DVDやブルーレイディスクのプレーヤーに接続しての映画鑑賞、ノートPCを接続してデュアルモニターとして活用できるようです。要するにパソコンディスプレイの大画面版だと言えます。

この発表を受けツイッターには、テレビ放送以外の動画コンテンツが増えたことや若年層のテレビ離れなどで、時代の要請にマッチした製品と評価するコメントが相次いでいるとのことです。

私も見もしないのに月2,170円も取られるNHK受信料問題もあり、次はテレビを持たないことにしようと考えていますので、このテレビ(ネット受像機)は有力な購入候補です。これならNHK受信料が取られないことから年間約26,000円得します。それに好きな番組(コンテンツ)だけ見れます。見る番組が無いときは、ヤフーニュースを流し放しにしておけば、ニュースを常に入手できます。

私がこれはかなり売れると思っているのは、子供が学習する内容がネットコンテンツとなってきており、この大型ディスプレイなら子供と画面を一緒に身ながら、親が勉強の手助けができるからです。技術者の父親なら数学を教えられるでしょうし、英語を教えられる母親も多いと思います。こうして茶の間が家庭学習の場になります。子供の興味や学習意欲を引き出すのも両親次第ということになります。これによりテレビチューナー付きのテレビを持つ家庭の子供は勉強ができず、テレビチューナー無しのテレビ(ネット受像機)を持つ家庭の子供は勉強ができると言う傾向が出てきます。そうなると雪崩を打ってネット受像機に代わって行きます。テレビ局が大きな影響を受けそうです。

その場合NHKはテレビ放送をネットに流し、ネット受信料をよこせと言い始めることが危惧されます。この場合、NHKも無傷では済まず、解体縮小は不可避です。

今後シャープやソニー、東芝、パナソニックなどのテレビ受像機の有力メーカーに発売して欲しいところですが、テレビ局との関係からなかなか発売しないと予想されます。せめてアイリス・オーヤマに発売して欲しいところです。