安倍首相は日本のプーチンだった

ロシアがウクライナに侵攻し、ロシアのプーチン大統領(以下プーチン)の異常さが浮き彫りになっています。ウクライナがNATOに加盟を申請すると言って戦争を仕掛け多くのウクライナ人を殺す行為は人間沙汰とは思えません。最近プーチンの面相が変わっており、肉体疾患か精神疾患を患っているのではないか、という声が多く聞かれます。私も最近のプーチンを見ると顔がむくんでおり、妖怪の面相になっているように感じます。一身に世界の憎悪を浴びてるせいかも知れません。

今では友達がいなくなったプーチンですが、それまでとても仲が良い友人がいました。それは安倍元首相(以下安倍首相と表記する)です。安倍首相は7年8カ月の在任中に27回もプーチンと会談しています。世界の首脳の中ではトップクラスの会談数だと思われます。これは殆どが安倍首相から持ち掛けた会談で、プーチンから持ち掛けたものは殆どないと思われます。それは安倍首相にはプーチンと仲良くなって北方領土を返してもらおうと言う下心があったからです。一方プーチンは日本を欧米から切り離す効果を狙っていたと思われます。

しかしロシアには北方領土を返還する動機が見当たらず、いくらプーチンとは言え決断することは出来ないと考えられました。それにも拘わらず27回もプーチンと会談した安倍首相のメンタルには驚くばかりです。

今回プーチンがウクライナ侵攻を決断することとなったのは、2014年のクリミア併合の成功体験が元になっていると言われています。その際欧米はロシアを厳しく非難し経済制裁を課したにも拘らず日本は殆ど何もしませんでした。日本はロシアとの間に北方領土交渉返還交渉中であることを言い訳にしたようですが、武力による併合を容認したら又同じことが起こると想像できたはずです。またクリミア併合を認めれば北方領土返還はなくなるという考え方もできました。一方で併合して領土を増やしたのに、もう一方で返還して領土を減らすなどあり得ないからです。安倍首相は単細胞であり、2つ以上のことを考えられない人です。例えばアベノミクスは3本の矢と言われましたが、結局最初の大規模金融緩和1本で終わりました。北方領土についてもプーチンは自分との関係で返還してくれると信じたら、疑問を挟まないのです。その結果クリミア併合では欧米と歩調を合わせるべきところを加わらず、プーチンを増長させました。それが今回のウクライナ侵攻に繋がっています。

今思うと安倍首相は在任中日本のプーチンだったと言えます。国会審議では質問者を挑発し、詭弁を重ねました。その結果その詭弁に合うよう官僚が議事録を書き替えるという森友事件が起きました。また友人の獣医学部新設に関わった疑いも浮上しました。政府主催の桜を見る会には自分の選挙区の支援者を多数招待するという公私混同も発覚しています。そして任期最後の方では法律の解釈変更で黒川東京高検検事長の定年を年長し、検事総長にしょうとするという違法行為までやらかしました。河井元衆議院議員の選挙買収事件では、河井議員側に自民党から1億5,000万円の選挙資金が提供されていましたが、安倍首相が自民党総裁として決裁したと言われています。

このように安倍首相は在任中やりたい放題で、今のプーチンのような存在でした。安倍首相がプーチンは増長させたのは間違いなく、もしプーチンが戦争犯罪人として裁かれる場合、裁判の中でプーチン親衛隊として安倍首相の名前が登場してもおかしくないと思われます。

現在安倍元首相は、プーチンと27回も会談したことを自慢するかのようにテレビなどに登場しています。最近はウクライナ危機を起用して核シェア論を展開していますが、相変わらず安倍首相らしい単細胞思考です。というのは、核シェアはNATOにおいてドイツが米国の核をシェアしていることからの発想ですが、その前提には米国を含むNATO加盟国が相互防衛条約を締結していることがあります。それなしに核シェアは有得ないのです。というこうことは、核シェアの前に日本と米国との安全保障関係を米国が一方的に日本を守ると言う今の日米安全保障条約から、一方が攻撃されたお互いに参戦するという日米相互防衛条約に格上げする必要があります。核シェアはこの後のテーマです。安倍首相はこの前後関係も分かっていません。単細胞は一生直らないようです。

現在石川県知事選挙が公示され、元安倍派の馳元衆議院議員が立候補していることから、安倍首相も応援に入っているようです。石川県民に置かれましては、加賀百万国が長州の軍門に下り、黒く染まることないように期待します。