岸田首相と言うより翔太郎パパのイメージになった

5月24日岸田首相首相長男で首相政務秘書官を務める翔太郎氏と親族の同世代が首相公邸の赤絨毯が敷かれた階段で、閣僚就任記念撮影のように撮った写真が文春に掲載され話題となりました。その結果翔太郎氏は6月1日付で首相政務秘書官を辞任しました。私はその写真よりもその後6月2日にフライデーに掲載された首相公邸居間?で岸田首相、祐子夫人および忘年会参加者(岸田首相親族)の集合写真が印象に残りました。それは公邸階段での閣僚就任記念風の写真は若者の悪ふざけであることが明確であり、テレビのバラエティ番組の一コマくらいにしか見えませんでしたが、居間での集合写真はテレビのちょっとしたファミリードラマの一コマのように見えたからです。

翔太郎氏は首相秘書官に就任後何回か問題が指摘されましたが、岸田首相が怒った雰囲気はありません。と言うより岸田首相が感情を露わにして怒る場面が想定できません。見た目大変穏やかであり、ある意味爽やかな印象です。これが首相就任当初の高支持率に繋がったと思われます。これは親子関係にとってはとても良いことであり、もし翔太郎氏の問題が出たときに岸田首相が感情露わに怒れば親子関係は修復不能なくらいに壊れていてもおかしくありません。そんな様子は見えませんから多分今回の一件でも全く怒っていないと思われます。「起きてしまったことは仕方ないね。以後気を付けようね」と言ったくらいではないでしょうか。そんな雰囲気が居間の集合写真から伺えます。この写真を見て理想的な家族と思った人も多いと思います。一方首相公邸で忘年会をするとは何事かと怒った人が一番多かったのは間違いなく、その結果この良い雰囲気の集合写真はやっかみの対象となっているように思われます。これらの写真の流出後岸田内閣の支持率は大きく下がっており、為政者に教訓を与えています。それは、為政者は私生活を晒してはいけないと言うことであり、とりわけ幸せな場面の家族社員は厳禁です。やっかみの対象となり、支持率が大きく下落します。

この写真から伺えるように岸田首相は岸田家のよきパパであることは間違いなく、世界的には良いパパなら良い政治をしてくれると考えるのが常識です。ここまで岸田首相は大きなミスもなく、防衛費問題やこども対策などの重要な課題に取り組み、広島サミットも成功裏に終わらせています。多分歴代首相の中でもトップクラスの行政力だと思われます。自民党内に代わりに期待できる人材がいれば支持率低下→政権交代でも良いですが、岸田首相以上に期待できる人材が見当たりません(河野大臣はマイナカードトラブルで危うさを露呈した)。自民党と公明党の関係もギクシャクしていることだし、一度日本維新の会に政権交代するのもありだと思われます。