出世したいなら「怒らない」「威張らない」「虐めない」
会社員生活を終えて振り返ってみると「こうすればよかった」というものが見えてきます。私が思う出世するために必要な自己規律はこの3つです。
- 怒らない
- 威張らない
- 虐めない
まるで中学生や高校生への校長の訓話のようですが、これが会社員生活でも当てはまります。出世できるか否かの勝負所は40歳前後です。ここまでトップ集団にいたら、会社が次に誰を出世させるかは、誰が大きな集団のリーダーにふさわしいかの判断になります。この場合、誰が一番評判が良いかが重要な判断ポイントとなります。誰からの評判かというと同期や後輩からの評判です。仕事ができるどうかは人事権のある上司が一番知っています。なぜ評判を気にするかというと、大きな集団を率いる場合、多数の同僚や部下をまとめて結果を出す必要があるからです。評判が悪いとこれは期待できません。
「怒らない」ことは入社当初は仕事に自信がないから皆できます。しかし仕事が少しできるようになると、できない同僚や後輩に怒るようになります。「威張らない」も同様です。「虐めない」はOJT担当になったときや部下を持ったときに気を付ける必要があります。自分が虐めと思っていなくても相手が虐められたと思ったら、それは虐めの範疇です。虐められたという思いは一生残りますので、40歳前後の出世おいて悪い評判につながります。それに虐める人は精神的に弱い人ですから、リーダーに向かないことになります。
それにもう1つ気を付けることは、40歳前後になるまで先輩を追い越さないことです。先輩も出世したいわけですから、自分を追い越す気満々の後輩は嫌いです。実力はあるけれど自分を出し抜くようなことはしない後輩が好きです。先輩に好かれているとよい職場に引っ張ってくれます。一方嫌われていると足をすくわれます。勝負は40歳前後からであり、それまでは目立つ必要はありません。目立って嫌われるのが最悪です。40歳以上での出世のポイントは人柄であり、出世する人柄になるには、上記3つのことを徹底することが必要です。これが出来れば出世すること間違いありません。また社会人としても成功をもたらします。結局人生人間力です。