K-popに韓国人が飽きる頃

7月12日のテレビ朝日のミュージックステーションでK-popの特集をやっていました。確か3つのグループが出てきましたが、その中に知っているグループが1つありました。それはnewjeansです。これはヤフーニュースにnewjeansの東京ドーム公演があり、松田聖子の青いサンゴ礁を歌ったという記事が出ていたからでした。なかなか洒落たことをやるなと思って気に留めていました。

私は、歌謡番組は殆ど見ませんが、チャンネルを変えるときやニュースなどでK-popグループを目にすることがあります。確かにダンスもうまいし、男性はかっこいい(?)のが多いし、女性は良く磨き上げられています。しかし見ててどうも落ち着きません。私は韓流ドラマも好きではなく、中国ドラマが好きです。どこが違うかと言うと韓流ドラマは登場人物が磨き上げられており、落ち着かないのです。その点中国ドラマは善悪がはっきりしており、善人は見た目もかっこよく、悪人は見た目からそれとわかる風貌をしています。その結果なんか落ち着くのです。

K-popおよび韓流ドラマの特徴は、プロデューサーが人気を得るためのシナリオを綿密に作り上げている点にあると思います。どうしたらファンになるか、惹き付けることができるか、熱狂するかを分析し、スタイルや服装、化粧、髪型などを作り上げ、人の心を思い通りに動かすことを楽しんでいるように思われます。これはAIがたくさんのデータを分析してスターを作り出すとの同じです。それをAIの代わりに人間がやっているのです。演じている人はプロデューサーの指示通りにやっているに過ぎません。従って自分の個性が評価されて人気を得ているわけではありません。ここに演じている人が長くやれない理由があります。演じることに飽きてしまうのです。

私はK-popにそろそろ韓国人が飽きてくると予想します。それはプロデューサーから操作されている、プロデューサーの手の上で踊らされていることに気付く頃だからです。人は誰でも他人から操作されるのは嫌いです。自分の個性に従って生きたいと思います。そう考えるとアーティストはプロデューサーが作り上げたアーティストではなく、自分の個性が評価されたアーティストを目指すようになるし、韓国人も等身大のアーティストが好きになると思われます。

これは最近韓国の集団スポーツが弱くなったことからも伺えます。試合をしても何が何でも勝とうという意識が薄れています。何となく勝ち負けよりも楽しければよい、自分の力を発揮できれば良いという意識になって来たように見えます。これは個性に目覚めたからであり、集団主義から離れようとしているように思われます。K-popは韓国人から飽きられます。