夏の始業時間はAM7時でよい

猛暑日が続き昼間外出する気がしません。会社に行かなくて済むことを有難く感じています。今年の夏は夜も熱帯夜、それも室内は30度以上ある日が多く、これまでの人生で初めてほぼ1日中エアコン付けっぱなし状態です。「ほぼ」と書いたのは、エアコンを休ませるためと空気の入れ替えのために朝、夕の1時間は切る(窓を開ける)ようにしているからです。朝は26,27度と昼間の34,5度と比べると過ごしやすくなっています。

今後も夏は今年のような天候が続くと言われていますので、それなら一層夏の3か月間(7,8,9月)は、朝7時からの勤務(午後3時終了)にすることを提案したいと思います。実はこれは私が現役の頃10年以上に渡って毎日やってきたことです。会社の就業規則上は9時~5時でしたから、朝7時頃出社しても終わりは5時でした。なぜ7時に出社していたかというと、満員電車が嫌だったからです。9時の出社だと通勤の電車と地下鉄はほぼ満員状態でした。たまに乗客のいざこざもあり、痴漢事件(巻き込まれ)も報道されていたことから、安全と快適性のために早朝出勤にシフトしました。具体的には5時半に起き、シャワーを浴びて食事、6時に家を出て、6時10分の東急電車にのりJRや地下鉄を乗り継いで7時には会社に着いていました。もちろん誰もおらず、警備室で会社玄関ドアの鍵を受け取り、開錠して入室していました。それから新聞8紙くらいに目を通し(新聞も配達棚から持って入室する)、それが終わったら今日すべき仕事にかかっていました。朝は頭が冴えており仕事が恐ろしくはかどります。そのため9時の始業時間になると今日の事務的作業の大部分が終わっており、余裕をもって対人関係業務にあたることが出来ました。この結果残業(居残り)も殆どしなくなりました(給与体系は年俸制で残業代はなし)。みんなやればよいのに思っていましたが、誰も真似る人はいませんでした。私としてはこの間会社が朝早くから電気を使うのは勿体ないと早朝出社を禁止することを心配していました。

伊藤忠商事が約10年前早朝勤務を導入したときは「我が意を得たり」の気分でした。ただし伊藤忠商事は朝5~8時を早朝勤務としており、やることが半端ありません。たぶん最初は7時くらいに来る人が多いと思いますが、だんだん5時台に来る人も現れます(電車の関係で来れない人も多い)。今では早く来ること競っている状態だと思われます。伊藤忠商事の業績は、財閥系商社を抜くレベルになっており、これには早朝勤務の影響が相当あると思われます。朝早く来るということは、頑張る気持ち(闘争心)が強いということであり、業績向上に繋がらないわけがありません。それに伊藤忠商事は年収を担当者で2,500万円、課長クラス(40歳代)で3,600万円の報酬体系にするということですので、早朝勤務に対するご褒美もしっかり用意しています。伊藤忠の躍進を見てそろそろ他の商社やメガバンク、その他の大手企業でも導入されるのではないでしょうか。まだのところは夏の間だけでも導入すれば、そのうち通年制に移行します(東京の場合、冬でも朝の6時頃には明るいが、九州だと7時過ぎまで真暗という事情もあるので、九州での通年制の採用は難しいかも。尚伊藤忠商事の報酬体系を見て憧れる人も多いと思いますが、戦場に行く覚悟が必要です)。