田中優子前法大総長は「女装した侍」
法大前総長の田中優子氏が10月13日、東京都八王子市内で開かれた立憲民主党の新人候補応援集会で、先の自民党総裁選で決選投票に残った高市早苗衆議院議員について、次のように述べたことが一部で批判を浴びています。
「あ、まずいと思った。日本の歴史に残る最初の女性の首相がこの人だったら、ちょっと恥ずかしいでしょ」
「安倍さんが女装して現れた。言っていることは安倍さんそのものだ。女性がどういう歴史を歩んできて、どんな目に遭って今まで生きてきて、政治がそれに対して何をしないといけないのか、一度も考えたことないのだと思う」
「だから、中は男でしょ。安倍さんでしょ」
田中氏は江戸文化の研究で知られ、2014年から2021年まで法大総長を務めていました。テレビにも良く出演し、歯に衣着せぬ発言で有名です。だからこの物言い自体は田中氏らしいと言えます。高市氏を引っ張り出したのは、場所が八王子で、ここは自民党元安倍派の幹部で裏金により非公認となった萩生田衆議院議員の選挙区であり、高市氏が応援に入る予定になっていたためと思われます。ということは、田中氏は高市氏の応援が萩生田氏のプラスになると考えていたことになります。
話の趣旨としては、「高市氏の考え方や行動は男性そのものであり、それも安倍元首相のコピーだ。彼女は女性初の首相にはふさわしくなく、ならなくてよかった。」ということだと思われます。この話の背景には、田中氏の安倍首相嫌いがあり、安倍首相の後継者を自称する高市嫌いになっていると思われます。しかし話の内容自体は自民党総裁選で多くの国民が感じていることであり、新しい発見はありません。
従って田中氏の特徴は、多くの人が分かっていながら口には出さないことを多くの人の前で(あるいはテレビで)喋ることです。これは多くの摩擦を生じることになりますので、普通の人、とりわけ女性にはなかなかできないことです。これが分かれば田中氏も「中身は男」であることが分かります。高市氏との違いは、高市氏が右の男に対して、田中氏が左の男という立ち位置です。女装した2人の男が左右で対峙して睨みあっている構図です。ではどちらが男の要素が強いかと言うと、田中氏ではないと思われます。田中氏に和服が多いのは中身が男であることを隠すためであり、田中氏の実体は「女装した侍」ではないでしょうか。