子供の登下校付き添いには防犯器具を携帯すること
12月14日北九州市のマクドナルドで2名の中学生が刃物で刺され1名が死亡、1名が重傷を負った事件で、12月20日容疑者が逮捕されましたので、住民は一安心だと思われます。12月18日には神戸市の地下鉄三宮駅で70代の女性が見知らぬ女(49歳)から突然刺されるという事件が起きており、日本の治安が悪化していることがひしひし感じられます。
北九州市の事件では、翌日から小学生を中心に学校の登下校にお母さんが付き添う姿が見られました。学校の近くで事件が起きると、翌日から暫くお母さんが低学年の子供の手を引いて登下校する姿が良く見られますが、これでは不十分です。襲撃犯は大人の男性であることが多く、子供が襲われた場合、今の付き添い状態では子供を守れません。お母さんが身代わりになるのかも知れませんが、2人とも被害者になる可能性もあります。
ではどうしたらよいかと言うと、少なくとも防犯器具を携帯する必要があります。例えば携帯用防犯棒、防犯スプレー、スタンガンなどを携帯します。最低伸縮式の防犯棒(縮めたサイズは15~20㎝で振ると40~80㎝の金属棒になる)を腰のベルトに付けて、またはバッグに入れて携帯します。この防犯棒を全力で振り回せば大概の賊は撃退できます。
この場合注意することがあります。それは防犯棒を使う場面を想定し、毎日全力で振り下ろす訓練をしておくことです。これをしていなければ実際の場面で役に立ちません。一撃で賊を撃退する、抵抗不能にする気持ちで振り下ろさないと殺されると思った方が良いです。襲撃する賊も必死になって攻撃してきます。
これをやり始めれば、自宅でも防犯器具を準備することになります。最近闇バイトなどで押し込み強盗が多いので、自宅に防犯器具を準備しておくことが必須となっていますが、まだ何も準備していない家庭が多いようです。私は玄関に木刀(樫の木)とバール(金属のくぎ抜き)を置いていますし、居間と寝室にも金属棒を置いています。そしてほぼ毎日木刀で全力で突く練習を30回、バールを振り下ろす練習を10回やっています。暫くやっていると威力が増してくるのが分かります。使う場面がないのが一番ですが、使う場面が来たら練習通り実行します。実行した結果賊が重傷を負った(場合によっては死亡した)から過剰防衛というのはナンセンスです。自宅に侵入した(襲撃してきた)賊を撃退するのは正当防衛であり、その結果をコントロールすることなど格闘技の経験がない限り不可能です。自分の身は自分で守る、そのためには適切な防犯器具を備えることが必要な時代に入っています。