日韓同盟こそ最強
米国がトランプ大統領になり自国優先主義を徹底したことから、米国の同盟国が不安になっています。北側お隣のカナダは冷たく扱われていますし、南側お隣のメキシコはまるで敵国みたいな扱いです。ロシアと中国に対し米国と自由主義陣営を形成していた欧州の国々は米国に依存しない独自の防衛・経済圏作りに動き出しました。こんな中イスラエルがイランを空爆し、これに米国が加勢しイランの核施設を攻撃したことから、今後イランはロシア、中国との協力関係を強化することになります。そうなるとロシア、中国、パキスタン、イランという同盟関係ができ、米国の強敵になってきます。数年後にはロシア、中国の防空システムがイランに導入され、イスラエルや米国が今回のように簡単にイランを空爆できなくなりますし、イランは10年以内に核兵器を保有することになります。このチームなら戦争になってもNATO抜きの米国に負けません。
こんな中アジアを見ると日本と韓国が1人ボッチになっていることに気付きます。これまで共に米国と安全保障条約を結び、国防では米国依存体質となっていましたが、米国が当てにならなくなっており、大きな岐路に立っています。選択としては
1.中国と軍事同盟を結ぶ
2.ロシアと軍事同盟を結ぶ
3.NATOに加盟する
4.独自の防衛力を強化する
5.日韓同盟を結ぶ
の5つがあります。
1は地政学的に一番安定することから日韓とも左派政権になればあり得ます。
2は北朝鮮がウクライナ戦争に派兵し、ロシアと血の同盟関係にあることから、韓国は無いし、日本もロシアアレルギーから可能性は小さいと思われます。
3はNATO諸国でもフランス、ドイツなど中国と経済的関係が強い国が多く、正式加盟は難しいか、加盟しても対中国の関係では実効性がない可能性があります。
4については世界でも上位に入る防衛力は持てますが中国やロシアには到底及びません。
5が一番強力です。日韓両国の経済規模を合わせると米国、中国に次ぐ規模となり、工業技術も発達していることから大抵の武器は製造可能です。それも両国の武器仕様を統一すれば安く作れるだけでなく、有事には融通しあうことにすれば継戦能力も上がります。韓国が占領されれば次は日本が危なく、日本が占領されれば韓国は孤立してしまいます。このように日韓両国は地政学的に運命共同体の関係にあります。核兵器も両国で開発し、お互いに同数配備、いざとなれば融通しあいます。韓国には日本に占領された歴史があることから、日本に対して不信感があると思われますが、核兵器を同数配備することにすれば運命共同体になれると思われます。米国が当てにならない現在日韓両国にとって日韓同盟こそが唯一の生き残り策になっています。