フジテレビは慶大三田会が全力支援!
フジ・メディア・ホールディング(フジテレビ)の株主総会が6月25日に終了したことを受け、広告再開に動く企業が出始めました。その第1号は予想通りサントリーでした。サントリーホールディングの新浪会長は早くから広告を再開する可能性を示唆していました。新浪会長が広告再開に前のめりだったのは、フジテレビが慶大閥であり新浪会長他サントリー経営陣が慶大OBだからです。長い間フジグループを支配した日枝氏は早大卒であり、その影響でホールディングの社長を早大卒の金光社長が務めるなどフジグループの経営権は早大閥が握っていました。しかしフジテレビは嘉納前会長、遠藤前副会長、清水社長が慶大卒であり、慶応閥にとってはフジグループの経営権奪取は悲願でした(港前社長と大多亮前専務は早大卒)。旧ジャニーズ事務所のタレントの受け皿として設立されたマネジメント会社STARTOの新社長に慶大OBで元フジテレビ専務の鈴木克明氏が就任したことからも、フジテレビに於いて早大閥から慶大閥への政権交代が行われたことが分かります。視聴者にとってはフジテレビ女子アナに慶大OBが多いことからの方が慶応閥の存在が分かり易いと思われます(今回問題になった女子アナも慶大OB)。更にはフジテレビの報道番組のコメンテーターには慶大OBが多数出演しています。特に日曜午後9時からのワイドショー?「ミスターサンデー」には八代英輝弁護士、古市憲寿氏、山崎怜奈さんと慶大OBだらけのときがあり、プロデューサーかディレクターが慶大OBであることが伺えます。このようにフジテレビでは慶大閥が強力であり、その同窓会組織であるフジテレビ三田会が活発に活動していると思われます。三田会は各企業で結成され、慶大理事選での集票組織として機能するほか、社内の人事や他社への営業においても絶大な影響力を持つと言われています。特に慶大OBが社長になると社長を代々後輩のOBに引き継ぐケースが多数見られます。他大学出身者にとってはいけ好かない集団ですが、慶大OBにとっては頼りになる集団となります。
三田会は、今回のフジテレビのように世の中で叩かれている場面において支援に動くことが多いように思われます。それが益々会の団結を強くすることになります。サントリーは佐治信忠ホールディング会長が慶大理事であり、サントリー社長の鳥居信宏氏も慶大OBですから、フジテレビの後輩支援に動くのは当然と言えます。この例から行くと慶大OBが多い企業が続々とCM再開に動くはずです。例えばキリンビール、東京海上、明治安田生命、三菱UFJ銀行、三菱商事、キッコーマン当たりです。
慶大生は親が経営者や大企業幹部などの成功者が多いことから、親を見て成功者の振る舞いを身に着けており、大企業においては違和感なく溶け込めます。また優秀な人が多いのですが、最近は一般入試組と内部進学者の学力格差が顕在化しており当たり外れが大きくなっています。更に湘南藤沢キャンパス(SFC)を開設し、AO入試や1科目入試で一芸に秀でた人材を大学の広告塔として入学させていることから、従来の慶大生(学力も優秀)とは全く異なるタイプの学生も増えています。SFC卒業者は三田会から外して藤沢会に入るようにした方が良いかも知れません。