新聞とテレビは政府自民党の広報犬

参議院選挙が告示され、新聞もテレビも選挙報道一色になりました。そして新聞もテレビもSNSを目の敵にしています。叩く理由は、「SNSにはフェイクニュースが多い」ということです。新聞もテレビも分かり易く伝えないといけないことから、標準的な読者や視聴者を設定して、その人向けに記事を書いています。従って設定した人以上のレベルにある読者や視聴者にとっては、新聞やテレビの報道内容は低レベルのものなります。設定した人以下の人にとっては、難しいということになります。そのため常に批判に晒されます。一方SNSは個人がそのような対象を設定せず、自分の思いをありのままに書くことから、内容的にはピンキリです。書く人が専門家なら素晴らしい内容となりますが、頭の悪い人やヤンキーならとても読むに堪えられない内容です。ピンは全体の2割程度でありキリも同じく2割程度、残りの6割は普通の内容(感想)です。ピンの2割は読めば勉強になりますし、新聞やテレビの制作者も敵いません。6割は世の中の声、理解を知るために必要な声です。今回の参議院選挙では各候補がSNSを分析し自らのSNS戦略に生かしているということですが、この部分を一番見ていると思われます。この部分が民意に近いからです。だからSNSは捨てる部分がないくらい利用されています。一方新聞やテレビの報道は架空の視聴者を設定し、その人向けの内容に加工してあることから、どっちつかずの面白くない内容となります。判断材料とならないのです。

ただし新聞およびテレビにはある傾向が見られます。それは政府と政権与党(自民党)に怒られない内容になるよう気を使っているということです。それは記者の多くを政府要人や自民党幹部に張り付けており、情報源が政府自民党に偏るからです。従って各党まんべんなく書いているようで、政府自民党よりの内容となっており、投票を自民党に誘導する働きがあります。

それは新聞やテレビが政府自民党から利益を得ていること、および政府自民党と共に権力の一翼を担っていることから当然です。例えば新聞は消費税2%の軽減税率の適用を受けていますし、テレビは電波の割り当てを受けています。そのため政府自民党のことを悪く書けるわけがないし、政権が野党に変わったら大変です。従って新聞およびテレビは自民党の広報犬としてしか見ることはできません。こんな新聞およびテレビがSNSをフェイクニュースが多いと叩いても国民の多くは本当のことは新聞およびテレビには無くSNSにあると分かっています。SNSの雑多な情報の中から本当のことは探すことは高度な作業であり、ネット時代の頭の使い所です。