石破首相は「醜く奇妙な生き物」に同感
7月20日投開票の参院選で日本保守党から出馬し初当選した弁護士の北村晴男氏が7月27日Xに「醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本。一刻の猶予も無い」と投稿しましたが、このうち「醜く奇妙な生き物」という表現が批判されています。これは石破首相を表現したものであり、ちょっと言い過ぎという批判が多いようです。一方大王製紙の社長会長を務め、カジノに自社の資金をつぎ込んで実刑判決を受けた井川意高氏は北村氏のこの投稿について「これ以上的確な表現はないだろ」と投稿しています。批判はマスコミの毎度おなじみの偽善者煽りの結果であり、反応がステレオタイプで真摯さがありません。一方北村氏は連日にわたり「彼は『奇妙な生き物』。気味が悪い」「醜く奇妙な生き物」「醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本」「どこまでも醜い、奇妙な生き物」などと投稿を続けており、ひるむ様子はありません。
今回北村氏の投稿が大きな話題を呼んだのは、多くの国民がテレビで石破首相の態度や発言、顔つきを見て、北村氏が発した言葉と同じ印象を持ったからではないでしょうか。実は私も同じ印象を持ちました。石破首相が記者から参議院選敗戦の結果辞職しないのかと問われとき、記者を拗ねた目で睨みつけて意味のない言葉を長々と話したときの表情および雰囲気に「醜い」という表現がぴったりでした。まるで子供が自分の思い通りいかなくて拗ねている目と態度でした。大の大人が、それも一国の首相が見せる目と態度ではありませんでした。あの目を見せられると生理的に受け入れられない人は多いと思われます。この後北村氏の投稿を知って「さすが優秀な弁護士。描写が的確」と感心しました。
石破首相には国民の8割は失望し、速やかに辞職して欲しいと思っていると思われますが、国会前では「石破辞めるな」のデモも行われているようなので、個人の好みは多様です。ネットが発達するまでは新聞テレビが情報を完全に支配していたことから、民意が多様化することは無かったし、自分の思いや判断を表現する方法もありませんでした。その結果新聞テレビが報じる内容が日本の民意となり、新聞テレビを下僕とした自民党が長らく政権を維持して来ました。新聞はネットに押されあと10年以内に多くの新聞社が廃業となる状況となっていますが、これと歩調を合わせるように自民党も消える時期が近づいています。「醜く奇妙な生き物」というのは自民党に対する国民多数の見方とも言えます。