トランプのアメリカで分かる民主主義は幻想
アメリカは民主主義を体現する国だとばかり思っていましたが、トランプ大統領になって間違いであることが分かりました。勝手に関税を上げ下げする、大学の留学生は不法留学として追い出す、何年も米国で生活していた人たちも不法滞在者として追放する、政府機関の一部は不要として突然閉鎖する、FRBなどの独立機関の理事も勝手に首にするなど独裁国家と変わらない状況です。これならまだ中国の方がましかも知れません。
アメリカが大統領次第で独裁国家のようになったのを見て、民主主義は幻想ではないかと思うようになりました。私の米国に対するイメージは、独裁者出て来ても民主主義のシステムが出来上がっていて、民主主義に反することはできない国です。しかし独裁者トランプに対して誰も抵抗していないように思われます。むしろ全員跪きトランプのご機嫌を取っているように見えます。これは暗黒国家と言われたチャウセスク大統領時代のルーマニアや現在の北朝鮮、ベラルーシと同じです。
これを見ると日本もいつ独裁国家になってもおかしくないと思われます。日本は太平洋戦争の敗戦により西側諸国の民主主義制度が移植されてからまだ70年くらいしか経ちません。欧州の民主主義国家のように独裁と戦って民主主義を勝ち取ったわけではありません。だから形だけの民主主義であり、いつでも独裁国家に戻れます。日本の場合、政府に依存する人が多いことから、独裁国家の方が楽と感じる人が多いと思われます。それにアメリカ以上に民主主義を守るために立ち上がる人はいません。日本人は中国や北朝鮮を独裁国家と非難しますが、独裁国家の素質は日本が一番大きいかも知れません(世界一の独裁国家になれる)。その引き金はロシアの北海道侵攻、中国の尖閣強奪、北朝鮮の韓国侵攻であり、この際日本では徴兵制度が復活し、立派な独裁国家が誕生します。これを生活に困窮した国民が支持します。日本の独裁国家化は必ずあると思った方がよいと思われます。