クマを駆除しないと町が消える

10月3日宮城県栗原市の山中でキノコ採りに訪れていた4人のグループがクマに襲われ、1名が死亡、1名が行方不明になっていると言う報道です。

今年は人がクマに殺される事件が相次いでいます。8月14日には北海道斜里町の羅臼岳登山道で登山客がヒグマに殺されています。7月4日には岩手県北上市でクマが人家に侵入し住民を殺害しました。7月12日の午前3時前には北海道福島町三岳の住宅街で新聞配達員がクマに襲われ死亡しています。

私は九州に住んでいますのでクマの恐怖を感じることはありませんが、このような報道に接すると「クマのいる地域には住めないな」と思います。これだけ人が死んでいるのにクマを駆除しようとならないのが不思議でなりません。九州で人を死に至らしめる動物はマムシくらいですが、マムシは見つけたら即駆除しています。決して人を襲っているわけでないので、予防駆除です。これにはクマの駆除のように可哀そうという声は聞こえてきません。見た目の違いとクマは漫画やアニメ、キャラクターなどで愛らしい動物と言うイメージになっているためだと思われます。しかしこれだけ人が殺されるとクマへの保護を改める時期に来ているように思われます。今後クマが人を襲うケースは増えることはあっても減ることはまずありません。最近クマが人里の降りてくる様子は、イノシシが人里を侵食し始めた時期に似ています。今中山間地域に行くと田畑は電気柵に覆われ、イノシシの襲撃に対する防御態勢が敷かれています。これを考えると人里とクマが住む山里の境界に高圧電気柵を張り巡らすことも考えられますが、これには経常的に相当のコストがかかります。問題はここまでしてクマを保護する必要があるのかということです。もう一案としてはクマの保護区を作り、クマをそこだけに生息させることです。アフリカのケニアとタンザニア国境のマサイマラ自然保護区やタンザニアのセレンゲティ国立公園のような地域を作り、そこだけをクマの生息区とすることが考えられます。クマの駆除に反対な人はそこに移住できることとします。

こういうことをしない限りクマと人の共存は不可能です。クマを駆除すべきという声が本格的に高まるのは登下校中の子供がクマに襲われ死亡したときではないでしょうか。こういう状況でクマがいる地域に移住する人はいないし、むしろ子供がいる世帯を中心にクマのいない地域に移住する人が増えてきます。この結果クマがいる地域の町は消滅することになります。町を残すかクマを駆除するか選択のときを迎えています。

尚クマを駆除するにはクマ1頭につき30万円くらいの褒賞(3人のチームを想定)をつけ、かつイノシシの駆除にも1頭5万円くらいの褒賞をつけ、猟師で生活が成り立つようにする必要があります。