開成東大卒のお坊ちゃま農相は困ったものだ
10月31日鈴木憲和農林水産大臣は被害が拡大しているクマ対策について、「農業現場では、農作業にいったときにクマに会わないか、不安感が大きくなっている」とした上で、①捕獲活動で「捕る」②侵入防止柵の整備で集落や生活を「守る」③緩衝帯の整備で「寄せ付けない」の3本柱で取り組みを強化する方針を示したということです。
この3本柱は短い単語で表現され、頭のよい人が考えたキャッチフレーズという感じです。しかし内容は素人でも思い浮かぶものであり、評価に値しません。米価格の高騰に対する対策として鈴木大臣が言い出したお米券の配布と同じレベルです。何か臨場感=現場の危機感が感じられないのです。
それは鈴木大臣の坊ちゃん的容貌と開成中高・東大卒という経歴からすると当然と言えます。どう見ても東京のお坊ちゃんが高学歴養成コースに乗り官僚になり、そして世の中で一番人が良い農家を利用して政治家になったようにしか見えません。開成東大と言えば、小林政調会長(コバホーク)と同じコースですが、コバホークは真っすぐな性格がそのまま表情に出ていますが、鈴木大臣は目つきが悪く性格の悪さが表情に出ています。そもそも東京出身のお坊ちゃまが農水大臣やること自体が異常だと思います。農家の苦労も分からず、官僚でも一番出来が悪いと言われる農水官僚であり、高市首相唯一の失敗人事です。
クマ対策を見ると太平洋戦争で戦場から離れた安全な場所から作戦を指示していた日本軍参謀と重なります。現場の危機感が全く感じられません。これがあればこんな頭の良さを誇示するための単語ではなく、危機感に溢れた文書となります。テレビのクマ報道を見ると安全地帯にいる人が編集しコメントするため、切迫感は全く感じられず、これを見た現地の住民は憤りと失望を感じていると思われます。現地の住民からすると「クマは全部駆除して」という気持ちだと思われます。これが分かれば対策として出てくるのは「全数駆除」しかなく、それに至るまでの対策として侵入防止柵や緩衝帯が来ます。鈴木大臣はこのような現実感覚が欠落しており彼に有効なクマ対策を期待する方が無理と言えます。
お米券について言えば、この狙いは
・米価格の高値維持
・米の在庫減らし
・選挙民対策
であることは明らかです。こんな案を得意げに出すなど馬鹿丸出しと言えます。鈴木大臣は江藤2号と言っても良いレベルです。