島田紳助そっくり農相が米農家を廃業に追い込む
鈴木農相肝入りのお米券が不評です。大阪市、福岡市、北九州市、熊本市、和歌山市などの大都市が使わないことを表明しています。その最大の理由は12%という高い経費率です。市長としてはこの分をできるだけ市民に渡したいのは当然です。これを考えると鈴木農相がお金を渡したかったのはお米券の発行元であることが分かります。
お米券には2種類あり、全国共通おこめ券は全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)が、おこめギフト券はJA全農が発行していますから、鈴木農相はこの農業系2団体に手数料を落とすことを狙っていたことは明らかです。かつ高値で売れない米の在庫を減らすという目的も見え見えですから、鈴木農相は農業団体から見れば神様みたいな存在です。同じく農水族で農業団体のことしか頭になかった江藤元農相より酷いレベルです。
高市首相が鈴木氏を農相に指名したのは、農水官僚上がりで農業政策に詳しく、かつ若手の論客だったからと思われますが、ここまで露骨に農業団体に肩入れするとは思っていなかったと思われます。今年7月の参議院選挙では江藤元農水大臣の「家には米は売るほどある」発言で惨敗しましたが、次の総選挙では鈴木農相のお米券で惨敗します(だだし鈴木農相は米農家が多い山形2区でトップ当選)。
最近の報道では米が売れず暴落の危険があるとして米卸大手の神明ホールディングス藤尾益雄社長は、米の小売価格を5kg3,500円程度まで下げるべきだと主張しています。米農家、消費者双方が納得できる価格は5kg3,500円程度を見ているようですが、ネットではこれでも高過ぎる、買わないという声が溢れています。この背景には米なしまたは米を減らした生活に、あるいは輸入米に慣れた消費者がいます。米飯からパン食に移った消費者が米飯に戻ることはないことを見れば、これらの消費者が元の米飯生活に戻ることはないと思われます。従って米価が5kg3,500円程度に下がっても消費量(販売量)は元に戻りません。確実に3割減少しますし、場合によっては半減すると思われます。それなら下げない方が良いのですが、この場合農家が米を作れなくなります。安いのも困りますが、米を作れない(仕事がない)と言うのも困ります。今回の米の高騰と鈴木農相の高値維持政策は、米農家が米を作れなくなった、米農家から仕事奪ったことになります。ここが農業を知らない、農業地帯出身でないお坊ちゃん農相のお馬鹿さです。鈴木農相はすっかり国民の笑い者です。開成高校出身者は岸田元首相(息子を首相秘書官にして親子共倒れ)や小林政調会長(番記者10人と自身の誕生祝をした写真をSNSに投稿)となんかこういう人が多いです。開成高校の校風のようです。
(ヤフコメを見ていたら鈴木農相は元お笑い人気タレントの島田紳助さんに激似との指摘がありました。確かに似ています。紳助さんがテレビに出ていたら「俺の弟や(息子?)」と言って笑いをとっていたことでしょう。)