クマ出没でリゾート物件が暴落
12月4日長野県野沢温泉村で男性がクマに襲われました。クマは背後から男性の左太ももにかみつき、男性が転倒した後顔面に噛みついたということです。男性は転倒した際に右腕を骨折しました。専門家は「過度に心配せず冬のレジャーを楽しんで」と話しているようですが、無責任なコメントです。
これまで秋田県や岩手県を中心に町中にもクマが出没し、人を襲っています。今年クマに殺された人は13人で、ケガを負った人は200人近くになっています。ということは町中の環境(餌がある、暖かい、寝床があるなど)を知っているクマが増えているということであり、冬眠せず町中に現れる可能性が増えています。この場合クマは食料確保に必死であり狂暴性が増していると考えられます。だから人間を見かけたら一撃必殺です。
こんな状況で安心してスキーやスノーボードに行けるはずがありません。少なくとも子供連れやカップルは躊躇します。特にクマがいない外国人はニュースを聞いて恐怖に襲われ、日本へのスキー旅行は控えることになります。
この影響を一番受けるのが白馬や野沢温泉村ではないでしょうか。ここでは最近オーストラリアや東南アジアからの別荘取得が増えて不動産価格が高騰していると報道されています。これが今回のクマ騒動で反転し、暴落する可能性があります。なぜならクマを積極的に駆除する動きがないことから、クマの脅威は10年以上続く可能性が高く、別荘を持っても仕方ないからです。
この動きは北海道や安比高原、軽井沢などでも考えられます。スキー場は警備を厳しくしても別荘はそこまでは無理です。こう考えるとクマ生息地域は人が生活するところではないことになります。別荘がなくなると共に住民の減少も避けられません。クマは猟師への報酬を増やして全頭駆除を目指すべきです。