既成政党は消滅に向かう
2月8日投開票の総選挙の特長は、中道が118議席減少し、その分自民党が増えたことに集約されますが、共産党が4議席、れいわ新選組が7議席減少したことと参政党が15議席、チームみらいが11議席増加したこと、その反面国民民主党は1議席、日本維新の会は2議席の増加に留まったことに注目する必要があります。
ここから言えることは既成政党が嫌われている、消滅に向かっているということです。「それはおかしい、自民党は118議席を増えているではないか」という反論が出てくると思われますが、今回の総選挙では自民党は高市新自民党と見なされたのです。だから自民党の支持率は上がっていないのに自民党が大勝したという奇妙な結果となったのです。中道大敗の原因は、票のためには基本的政策まで捨てた立憲民主党への失望ですが、共産党の議席の減少は、既存政党の終わりを示しています。共産党に投票しても世の中1mmも変わらないことが気づいた人が多いように思われます。れいわ新選組の議席の減少も同じ理由です。大石議員のルール無視の暴走を見て「こりゃダメだ」と見切りをつけた人が多かったと思われます。
さらに注目すべきは、議席が大幅に増えると予想されていた国民民主党が1議席しか増えなかったことです。国民民主党は連合を支持母体とする立憲民主党の兄弟政党であり、体質はほぼ立憲民主党と変わりません。立憲民主党が酷かったので少しましということでこれまで議席を伸ばしてきました。しかし政策的にはあまり変わり映えせず、玉木代表の迷走ぶりを見ると世の中を変える勢力にはなり得ません。国民民主党も既成政党だという烙印を押されています。維新も既成政党ですが、大阪ローカルの政党と言う点で性格が異なります。
今回既成政党の代表である自民党が大勝したことから、既成政党消滅の動きがボケていますが、トレンドとしては変わっていません。今回勝利したのは高市新自民党であり、旧来の自民党ではありません。ただし議員の大多数は旧来の自民党議員であり、これからこれらの議員が蠢きだすでしょから、次の総選挙では元の議席数に逆戻りし、消滅に向かう可能性が高いと思われます。代わりに議席数を伸ばすのは、頭の良い若者集団と見なされているチームみらいです。頭の良い若者たちがどんな政治をするか見てみようと言う期待が高まります。参政党はチームみらいが出てきたため頭の悪い人たちの党というイメージとなり、今後大きく伸びることはないと思われます。