比例は獲得票に応じた議決権を政党に付与する
2月18日、先の総選挙で当選した国会議員が登院し、国会が開会しました。ここでマスコミの話題になるのが初当選議員です。今回は自民党が316議席獲得したことから、比例では当初当選するとは考えらず数合わせ程度に名簿の下位に登載された人まで当選しています。その中で最も話題となったのが26歳の村木汀議員です。村木議員は自民党北海道比例名簿15位中14位で当選しました。北海道の小選挙区で自民党が全勝したため、比例名簿登載の全員が当選しました。本人も当選するとは思っていなかったようです。比例選東海ブロックでは38位に登載された自民党三重県職員の世古万美子氏が当選しました。世古さんも当選するとはつゆ思っていなかったと言っています。そのため、世古さんはテレビ屋新聞の取材も避けているようです。村木さんと世古さんについては、選挙運動もほとんどやっておらず棚ぼたの当選であることから、批判が渦巻いています。比例の場合、党が候補を決め有権者は知らないことが多いことから、今回のようの当選後騒ぎになることがありますし、離党しても議員を続けられるなど制度上の問題もあります。
比例代表議員は選挙区選出の議員と比べ格下とみられ、党にとっては投票要員扱いです。村木さんも世古さんも投票の時だけ存在価値があることになります。そうだとすれば、比例は得票数に応じて議員を選出するのではなく、得票数に応じた議決権を党に与えればよいと考えられます。例えば今回自民党は比例で2,102万票獲得し、67議席67人の比例代表議員が誕生しましたが、これを議員は誕生させず67人分の議決権を自民党に与えます。採決する場合に自民党は最初から67人分の賛成票または反対票を持つことになります。選挙区選出の国会議員は議場で議決権を行使します。議決権は党の決定に従って行使されており、結果は変わりません。たまに党議に従わない議員が出てきますが、比例票は党に与えられたものであり、比例代表議員は党議に従って投票するのが当然です。従って党がまとめて投票してもよいと考えられます。こうすれは比例代表の国会議員100名の歳費や諸経費が不要となり、議員定数削減と同じ効果を出せます。議員定数削減より実現も容易です。