次は「日本リセット党」で日本をリセットしよう
コロナ拡散は安倍政権のPCR検査抑制策が原因であり、政府の犯罪とも言えるものです。安倍首相は4月6日、コロナ検査数を1日2万件に引き上げると発表しましたが、現場ではその後も厳しい検査基準が設定されていたため、相変わらず受けたくても受けられない状態が続いています。その結果、町に検査基準に達していない感染者が溢れ、感染が拡大しているのです。検査数を絞って感染を拡大させた国は他にないと思います。米国、イタリア、スペイン、フランスなど感染者数が日本より多いですが、PCR検査数は日本より多数実施しています。少なくともPCR検査数を抑制する方針は採っていません。
首相が1日2万件のPCR検査が実施できるようにすると言っても、厚生労働省はそれには絶対に至らない検査基準を保健所や医師会に指示するのですから、安倍政権は機能不全に陥っていることが分かります。安倍首相がコロナ対策で行うことは全て国民の批判の対象になっています。コロナ拡散で減収となり早期の現金支給が最大の焦点となっているなかで、国民1人当たり2枚の布マスクを配すると言い出し、余りのズレように「アベノマスク」と揶揄されています。また外出自粛を呼びかける動画をユーチューブにアップすると、そんな状況ではない人たちから「お前は貴族か」と罵られています。また肝心の現金支給については4月16日、公明党から4月14日告示の衆議院静岡補選を人質に取られ、閣議決定済みの収入減少が著しい生活困窮者を対象に30万円支給する方針を国民一律10万円支給に変更しました。こうなるとダッチロールです。4月17日に行った安倍首相のテレビ会見を見ると、スピーチライターが書いた原稿を丸読みしており、自分の言葉で語っていません。もう思考力が停止しているようです。第1次安倍政権を退任した際と同じ健康問題が再燃している可能性があります。今の安倍首相を例えるならば、正面に「首相安倍晋三」と書かれたタスキを掛けて政権と言うリングに立っていますが、タスキの背中側には誰かが「私は無能です」と落書きしています。本人も観衆の多くが自分のことをそう思っていると認識しており、針の筵の状況です。それをリングサイドの2人のトレーナー(今井補佐官と佐伯秘書官)が盛んに激励していますが、ジムの幹部(菅官房長官、二階幹事長)は、密かに代わりに誰をリングに上げるか相談している状況です。これでは正常な政権運営は不可能であり、早々にドクターストップにより退任するか、セコンドからタオルが投げ込まれると予想されます。
安倍首相退任後は次の総選挙まで自民党の誰かが首相を務めるのでしょうが、日本は完全に行き詰っており、次の選挙は自民党ではなく、民主党でもない全く新しい政党で出直す必要があると思います。
私は、次の総選挙のテーマは「日本リセット」とし、「日本リセット党」の結成を提案します。日本の統治システムは、明治時代に作られた骨格を維持しており、一度抜本的に変える必要があります。例えば都道府県制であり、これは明治と言うより江戸時代の制度を引きずっています。関東で見れば昼間東京の会社で働く人たちの大部分は神奈川、埼玉、千葉の住民です。ということは今の行政区割りは実体に即さなくなっていることになります。ここは道州制に変更するときです。また、教育制度も明治の制度を踏襲しており、時代に合わなくなっています。例えば、学校制度も6.3.3.4制がそぐわないのは、東大進学者の大部分が中高一貫校であることを見れば分かります。また通信インフラの普及により、ネット授業の活用が求められますが、対面授業でないといけないという文部省の指針が邪魔になっており、これを撤廃する必要があります。また、年金制度についても基礎年金部分は保険と位置付け、十分な資産がある人には支給しない制度設計が必要となっていると思います。
このような改革は、利権で雁字搦めの自民党や民主党政権ではできません。全く新しいメンバーで政党を作り、衆議院で3分の2以上の議席を獲得し、一挙に行う必要があります。また若者の議員をたくさん誕生させる必要があり、20~30代の若者の議員が過半数を占める必要があります。
「日本リセット党」の党首兼首相は橋本徹弁護士(前大阪府知事・大坂市長)が良いと思います。そして吉村大阪市長が官房長官です。幹事長は松井維新幹事長に務めてもらいます。これでは日本維新の会ではないかと思うかもしれませんが、今一番突破力のあるメンバーだと思います。これに小池都知事も都知事を辞任して加わって欲しいと思います。小池氏は道州制や携帯3社の家計収奪問題などを抱える総務大臣です。これにれいわ新選組やN国党も参加します。N国党の立花代表はNHK改革担当大臣として入閣します。
この「日本リセット党」で時代に即しなくなった制度を一挙に作り替えます。参議院は自民党などの野党が多数派ですから、法律は衆議院の3分の2の多数で再議、可決して成立させます。これを4年間で行います。これが国民から支持されれば日本リセット党の改革はその後も続くことになります。橋本首相の後は吉村首相が予想されます。2期8年もあれば日本はすっかり新しい国になるはずです。これは、総選挙の投票に多くの若者が行けば実現できます。