二階幹事長、麻生財務大臣、菅首相は総選挙前に引退する?

これは書いてある順番で確率が高いと思われます。先ず二階幹事長については間違いなく、本人の頭の中はこの問題で一杯だと思われます。引退の最大の理由は82歳と言う年齢にあります。最近は言葉もよく聞き取れないくらいであり、立っているのもきつそうです。次の総選挙で当選したとしても4年間の任期を務め切れるか不安です。それに同じ派閥で自分より1歳年上の伊吹元衆議院議長が引退を表明しており、次は自分の番という思いになります。単に引退表明するだけなら何でもないのですが、秘書をしている3男を後継にするとなるとタイミングが重要です。地盤の和歌山3区は世耕参議院幹事長も衆議院への転出を狙っており、上手くやらないと世耕幹事長が手を上げる可能性があります。それに衆議院和歌山選挙区は今回の総選挙後1議席減となるため、議席を譲るのならこの総選挙しかありません。そのため総選挙前に突如引退を表明し、「後継は3男に」と言うはずです。小泉元首相がやってその後多くの議員が真似たやり方です。これをやるとすればこの総選挙前しかありませんから、これは必ず起きると思います。(8月31日の報道では総選挙前に幹事長交代と言われていますが、これで確実に引退→3男後継となります)。

次に麻生財務大臣ですが、見た目は元気ですが年齢は80歳と高齢です。今回の総選挙で当選して4年間務めるとすると84歳となります。本人は至って元気であり、まだできそうな雰囲気ですが、やはり後継の問題があります。長男は福岡県飯塚市で麻生グループの会社の取締役を務めながら飯塚青年会議所の理事長を務め、いつでも後継になれる準備をしているようです。麻生財務大臣に力があるうちにと考えれば思い切って今度の総選挙前に引退を表明し、息子を後継に押し込む可能性があります。

菅首相ですが、余りの不人気から総選挙の顔が自分では自民党は大敗すると考えて総裁選に立候補しない可能性があります。これは河野大臣をワクチン担当大臣にしたときから考えていたもので、菅首相意中の後継は河野大臣だと思われます。麻生派は乗ってきますし、選挙のことを考えれば他派も乗ってくる可能性が高いと思われます。そうなれば首相まで務めた菅首相はこの総選挙には立候補しないと思われます。選挙区の後継はこれまでの菅首相の主張から指名しません。

これだと非常にすっきりした引き際ですが、自民党議員の進退に関する予測は当たったことがありません。