ウクライナの国民性はほぼロシア

軍事強国ロシアに侵略されながら懸命に防戦しているウクライナに対して、応援している日本人は多いと思います。これまでウクライナは日本人にとって未知の国でしたが、一挙に近い国になりました。それでもテレビで報道されるウクライナは、ロシアに攻撃され破壊されたマリウポリやキーウの町が中心で、ウクライナの文化や人の紹介はないためか、ウクライナという国のイメージはあまり浮かびません。

ロシアのウクライナ侵攻後日本は、3月16に防弾チョッキやヘルメットなどをウクライナに送っています。それにもかかわらず、3月18日ゼレンスキー大統領は米国議会向けのオンライン演説の中で、ロシアのウクライナ侵攻を日本の真珠湾攻撃に例えました。3月23日には日本の国会でオンライン演説を予定しているにも関わらず、です。その後も日本はウクライナ避難民の引き受けや資金支援などを続けしたが、ウクライナ政府は4月24日頃公式ツイッターに昭和天皇をヒットラーやムッソリーニと並べて掲載し、ファシズム批判を行いました。その後ウクライナ外務省が公式ツイッターで発表した支援31カ国への感謝メッセージには、日本は含まれていませんでした。これについてウクライナ外務省は、軍事支援を行っている国だけを揚げたと説明しているようです。

このようなウクライナの態度は、日本人からすると理解できないものです。ウクライナは現在ロシアとの戦いに明け暮れており、そこまで気が回らないのだろうと言うことは想像できますが、一方ここからウクライナの国民性(国家の体質)も見えてきます。

ウクライナはズバリほぼロシアみたいな国だと思われます。ウクライナとロシアは、今は侵略する国と侵略される国の対場ですが、ウクライナはロシア連邦に属していた期間(約50年)が長く、ロシア連邦から独立したのは1991年と比較的新しいため、ウクライナの国民性がロシアのそれに近いのは当然と言えます。日本人はこの事実を知らないため、米国やNATO諸国が支援するウクライナを西ヨーロッパの国のように考える人が多いと思われます。そのため、ウクライナの前述のような日本に対する予想外の行動が理解できません。ウクライナがほぼロシアだと分かれば、今後驚かされることはないと思います

このようにウクライナはほぼロシアということが分かると、今後日本とウクライナとの関係は難しいものとなると思われます。ウクライナにとって日本は、軍事支援はしないし、取るに足らない存在となるはずです。しかし日本にとってウクライナは、米国やNATOに協調姿勢をアピールするために重要な存在です。このため日本とウクライナの関係はかみ合わない関係となりそうです。