親ロ派鈴木宗男議員の行き着く先は
日本維新の会の参議院議員鈴木宗男氏はロシアのウクライナ侵攻以来一貫してロシアを擁護し、ウクライナには早く降伏するよう呼びかけています。最近もツイッターにウクライナに降伏を呼びかける文書を発表したようです。それによると
《ウクライナのゼレンスキー大統領は『武器を供与してくれ、少ない』と訴えている。欧米諸国は協力する姿勢を示しているが、それでは戦争が長引き、犠牲者が増えるだけではないか》《自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断と思うのだが》《名誉ある撤退は「人の命を守る」上で、極めて大事なことである。また、物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ》
となっています。ロシアが侵略している事実には目を瞑り、ともかくウクライナは弱いのだから早く降伏しなさい、と言う姿勢です。常識ある人ならロシアの侵略が悪であり、それに勇敢に戦うウクライナを応援します。しかし鈴木議員は一貫して「ロシア=正義」という考え方です。鈴木議員は2002年に逮捕されていますが、このときの容疑は製材会社から請託を受けて(官房副長官だった)林野庁に随意契約や入札停止処分の解除を働きかけたというものでした。鈴木議員は北方四島のビザなし交流で暗躍し、国後島の「日本人とロシア人の家」(俗称ムネオハウス)建設や国後島ディーゼル発電施設建設などロシア絡みで疑惑が指摘された人です。ロシアとの関係では森首相とプーチン首相が良好な関係にありましたが、その関係で鈴木議員はロシア人脈を築いたようです。このように鈴木議員はロシアとの関係が深く、このためロシアを擁護するのは当然かも知れません。プーチンとあれだけ親しかった安倍元首相が今ではプーチンと距離を置いているのとは対照的であり、義理堅いとも言えます。鈴木議員がロシアを擁護し続けるのはそれだけではなく、娘の鈴木貴子議員の選挙区が北方領土と隣接する北海道7区(釧路・根室地区)であり、ロシアとの間で北方領土海域での操業問題を抱えるため、ロシアとの交渉チャネルを確保しておく必要があることも重要な要因になっていると思われます。鈴木貴子議員は現在外務副大臣であり、ロシアのウクライナ侵攻後ウクライナ大使の面会要望に対して長い間林外相が面会しなかったのは鈴木貴子副大臣が妨害していたためとも言われました(ウクライナ大使の発言)。そんなことはないと思いますが、ウクライナ側は鈴木貴子副大臣は鈴木宗男議員の娘であり、親ロシアという認識があることが分かります。実際鈴木貴子議員は選挙区の関係から親ロシアの姿勢を採らざるを得ず、親子連携して親ロシアを演じていると思われます。またこれはロシアとの交渉チャネルを残したい岸田政権も承認しているように思われます。こう考えると鈴木宗男議員が親ロシア発言を続ける構図が見えてきます。将来北海道7区が親ロ派地域として独立を主張し、その支援を目的としてロシアが侵攻する悪夢を予想してしまいます。