無償労働を法律で禁止すれば賃金は上がる

2023年度の訪日外国人は約2,506万人で、コロナ前の約8割まで回復したとのことです。今年は昨年を上回る勢いであり、コロナ前を上回る可能性があります。外国人観光客の多さから観光公害が指摘されている観光地もあります。

外国人観光客の多くが日本の物価は安いと言います。最近ハワイのスーパーと中継を結んで物価の高さを紹介していましたが、大根1本約1,500円、キャベツ1個約800円なのには驚きました。日本のランチやラーメン並みの価格です。これなら米国人が日本の物価を安いと感じるのは当然ですが、韓国や台湾、タイの観光客も同じ感想を言っています。日本に来る世界の大部分の人にとって日本は物価が安い国になっているようです。1990年以降収入が増えていないため、物価も30年以上据え置かれてきた影響だと思われます。

世界の多くの国は、経済成長率が低くても物価は確実に上がっています。そして物価が賃金を押し上げています。一方日本は物価が上がっていないから賃金を上げる必要はないとなり、賃金が上がりませんでした。今年は春闘で5%以上の賃上げとなりましたが、その大きな理由は物価の上昇でした。やはり物価が上がらないと賃金は上がらないことがはっきりしました。物価が上がってそれ以上賃金が上がれば生活水準は向上します。ただし一部物価の上昇以上の賃上げが行われず、生活が苦しくなる人も出ると思われますが、日本全体を見れば仕方ないと思われます(福祉で手当てする)。

今の日本の賃金水準は欧米の6割程度だと思われますが、その大きな原因として無償労働が多いことがあるように思われます。最近ネットで読んだ中で、自動車の整備工が「自動車に悪いところがないかの診断にはお金を払ってもらえない。医者の診断には悪いところがなくてもお金を払うのに」と言っていました。自動車の悪いところは診断しないと分からず、時間もかかりますが、悪いところの修理にはお金を払っても、診断にはお金を払わないと言うのです。よく自動車ディーラーが無償点検と称して車の入庫促進を行っているため、診断は無償という認識になっているのかも知れません。日本には労働時間が掛かっているのに無償なものが多いように思われます。例えば会社によっては女子社員が朝早く来て所属部署の掃除をするとか所属部員の机を拭くことをしていると思われます(私の頃あった)が、あれも無償労働だと思われます。本来なら掃除担当の社員(または外注)がいて賃金が払われる労働です。このような無償労働はサービス業で多くなっているように思われます。日本ではサービスを無償と訳しており、サービス業は無償労働が多くて当たり前を思われています。そんな日本人の感覚が端的に表れているのが、海外でのサッカーの試合で日本人サポーターが試合後スタジアムのごみ拾いをする姿です。これについてマスコミは日本人の美徳と報じていますが、欧米では掃除を生業としている人の労働を奪う行為と批判する意見があります。私は若いときアフリカケニアのサバンナの観光ロッジに泊まったことがありますが、朝荷物を持って出発しようとするとたくさんの女性が荷物を持ちに集まってきました。私は持てる量だったので拒絶しましたが、後でガイドに聞いたことによると観光客からのチップで生活している人たちだそうです。欧米ではどんな小さな労働にも対価を払うことが徹底しており、その結果賃金や物価が上昇します。日本の場合は無償労働=美徳となっている部分があり、賃金や物価の上昇の妨げになっているように思われます。その考え方を良く表れている言葉が「おもてなし」だと思われます。

無償労働行為を法律で禁止すればコスト意識が徹底することになり、日本の物価や賃金は2割上昇すると思われます。これは社会で一斉に実施しないと定着は不可能であり、法律で無償労働を禁止し、業界ごとに今無償となっている行為に最低労働単価を設定するのが良いと考えられます。

 

2023年度の訪日外国人は約2,506万人で、コロナ前の約8割まで回復したとのことです。今年は昨年を上回る勢いであり、コロナ前を上回る可能性があります。外国人観光客の多さから観光公害が指摘されている観光地もあります。

外国人観光客の多くが日本の物価は安いと言います。最近ハワイのスーパーと中継を結んで物価の高さを紹介していましたが、大根1本約1,500円、キャベツ1個約800円なのには驚きました。日本のランチやラーメン並みの価格です。これなら米国人が日本の物価を安いと感じるのは当然ですが、韓国や台湾、タイの観光客も同じ感想を言っています。日本に来る世界の大部分の人にとって日本は物価が安い国になっているようです。1990年以降収入が増えていないため、物価も30年以上据え置かれてきた影響だと思われます。

世界の多くの国は、経済成長率が低くても物価は確実に上がっています。そして物価が賃金を押し上げています。一方日本は物価が上がっていないから賃金を上げる必要はないとなり、賃金が上がりませんでした。今年は春闘で5%以上の賃上げとなりましたが、その大きな理由は物価の上昇でした。やはり物価が上がらないと賃金は上がらないことがはっきりしました。物価が上がってそれ以上賃金が上がれば生活水準は向上します。ただし一部物価の上昇以上の賃上げが行われず、生活が苦しくなる人も出ると思われますが、日本全体を見れば仕方ないと思われます(福祉で手当てする)。

今の日本の賃金水準は欧米の6割程度だと思われますが、その大きな原因として無償労働が多いことがあるように思われます。最近ネットで読んだ中で、自動車の整備工が「自動車に悪いところがないかの診断にはお金を払ってもらえない。医者の診断には悪いところがなくてもお金を払うのに」と言っていました。自動車の悪いところは診断しないと分からず、時間もかかりますが、悪いところの修理にはお金を払っても、診断にはお金を払わないと言うのです。よく自動車ディーラーが無償点検と称して車の入庫促進を行っているため、診断は無償という認識になっているのかも知れません。日本には労働時間が掛かっているのに無償なものが多いように思われます。例えば会社によっては女子社員が朝早く来て所属部署の掃除をするとか所属部員の机を拭くことをしていると思われます(私の頃あった)が、あれも無償労働だと思われます。本来なら掃除担当の社員(または外注)がいて賃金が払われる労働です。このような無償労働はサービス業で多くなっているように思われます。日本ではサービスを無償と訳しており、サービス業は無償労働が多くて当たり前を思われています。そんな日本人の感覚が端的に表れているのが、海外でのサッカーの試合で日本人サポーターが試合後スタジアムのごみ拾いをする姿です。これについてマスコミは日本人の美徳と報じていますが、欧米では掃除を生業としている人の労働を奪う行為と批判する意見があります。私は若いときアフリカケニアのサバンナの観光ロッジに泊まったことがありますが、朝荷物を持って出発しようとするとたくさんの女性が荷物を持ちに集まってきました。私は持てる量だったので拒絶しましたが、後でガイドに聞いたことによると観光客からのチップで生活している人たちだそうです。欧米ではどんな小さな労働にも対価を払うことが徹底しており、その結果賃金や物価が上昇します。日本の場合は無償労働=美徳となっている部分があり、賃金や物価の上昇の妨げになっているように思われます。その考え方を良く表れている言葉が「おもてなし」だと思われます。

無償労働行為を法律で禁止すればコスト意識が徹底することになり、日本の物価や賃金は2割上昇すると思われます。これは社会で一斉に実施しないと定着は不可能であり、法律で無償労働を禁止し、業界ごとに今無償となっている行為に最低労働単価を設定するのが良いと考えられます。